人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

パセラに行ったが・・・

昨日の記事は携帯から入れたのだが、帰って来て読んでみたら意味が全然わからんじゃないか。

つまり、ダンナと新宿にいたら娘ぶー子が今日はばあちゃんちに泊るというので

何とかダンナを自然な形でカラオケに誘導したかったのだ。

「で、何時間?」のひとことで済んだが。

昨日はダンナの会社の近くの神社に行ったのだ。

11月、エルがどんどん弱っていく中「どうかエルが元気になって一緒に暮らせますように」というお札を納めたのだが、それっきりになっていた。

虎ノ門だ。じゃ、赤坂ラーメンだな。

午前中のうちにラを病院へ連れて行く。膀胱炎の治療だ。

待合室で杉田かおるの自伝を読んでいたら

次長課長の井上似の若い男性が犬を抱いて飛び込んできた。

「もうヤバイです。」とだけ言って受付で犬を手渡すと、椅子に崩れるように座り涙を拭っていた。

元気勇気の事を思い出した。

どうか彼の犬が助かりますように。

祈りは届くのだ。

エルがそれを証明する。

バスに乗り、電車の乗り換えを2回して溜池山王で降りる。

10分ほど歩いてラーメン屋に行き、また10分歩いて駅に戻る。

そして虎ノ門までひと駅乗り、虎ノ門から15分ほど歩く。

・・・歩く予定だったのだがもうクタクタだ。

地下鉄から地上に上がるのに体力を使い果たした。

「・・・このまま神社まで行って、帰りの電車、座れなかったら・・・。」

「もう帰るまで座れない・・・。」

ベローチェで休む事にした。

私はキャラメルマキアートが飲みたかったのだがベローチェにはなかった。

なのでエスプレッソを頼んだのだが・・・。

エスプレッソを飲んだ事、あるか?

まるでシルバニアファミリーようなミニチュアカップにドス黒いコーヒーが入っていた。

「・・・これ・・・。」

「・・・知らなかったの?」

濃くて少ないという漠然としたイメージしかなかったのだが、本当に濃くて少ない。

イメージをもっと具体化するべきであった。

まぁいい。量はダンナのカフェモカを少しもらえばいい。

グピ。う。・・・苦い!!

私は濃いコーヒーが好きだからこれを頼んだのだが、濃すぎる。墨汁だ。

結局砂糖を入れ、カフェモカのクリームを乗せてのんだ。ちょっぴりだ。

詐欺みたいな飲み物だ。

コーヒー飲んだら眠くなった。カフェイン、立場なし。

マンガ喫茶で寝たいといいながら、頑張って神社に向かう。

お参りが済んだら新宿のハンズで買い物だ。

疲れた。

そこで娘ぶー子から「おばあちゃんちに泊る」というメールが来たのだ。

なら急いで帰ることもない。

なら酒でも飲んで帰りたい。

いやいや、どうせならカラオケに。

だったらパセラに・・・。

勝手に私の胸は希望でふくらみ始めた。

後々バツが悪いので、できるだけダンナから誘った形をとりたい。

「こりゃあパセラのチャンスだねぇ。」と冗談っぽく言い、伏線を張る。

喉が渇いたから「まずはビールでも飲むか。」と、あたかも次があるような言い方をしてみる。

あとは帰るだけなのだが「どうしようかねぇ。」とか言っちゃったりして。

「・・・で、何時間?」と言うとダンナは笑い出した。

いやぁ~、全然遠まわしになってなかったか。

あとはパセラでベロンベロンである。

気が付いたら帰りの電車の下りる駅をひとつ過ぎていた。

タクシーがなかなか来ないのでラーメンを食べ、

タクシーの運転手にいきなり「動物を飼ってますか?」と聞き、

「来年死にます。」と泣き、ラーメンを吐いた。

本当に一回死んだ方がいいんじゃないか(笑)

「死にます」がマイブームになりつつある。