続編上映中だから選んだのではなく、偶然だった。大量の予約リストから、やっと上がってきたのであった。
監督:武内英樹
キャスト:GACKT、二階堂ふみ、 伊勢谷友介、中尾彬
埼玉県人は通行手形がないと東京に入ることも許されなかった、という都市伝説があった。
都内の名門白鵬堂学院は住む土地でクラスが階級化され、埼玉県人は最下級のZ組でひっそりと過ごしていた。校内では虐げられていたが、手形なしで東京で暮らす近道として、Z組の生徒はひたすらに耐える。
学校ばかりでなく社会全体でも埼玉県人は忌み嫌われ、SATによる警備で厳しく出入りが制限されていた。
そんな中、学園に転入してきた麻実麗は、学園会長をも凌ぐ「一流」ぶりで生徒たちを圧巻する。
ところがある時、この麗が埼玉出身であることが明るみに出てしまうのだった・・・。
これでもかという埼玉へのディスりが笑いを誘う。もうこうなると「草加」「春日部」という音だけで笑えて来る不思議。
ストーリーは埼玉解放戦線と千葉解放戦線の抗争にまで発展し、壮大なスケールで圧倒する。壮大なスケールな笑いだ(笑)
細かいベタな運びがまたベタ過ぎるあたりが、シンプルな笑いとマッチして相乗効果を出している。
ただ、この地名の持つ微妙な響きが関東圏外の人に通じるのかが謎だ。
かくいう自分は、冒頭で「田無、八王子」の文字が出てヒヤッとした、埼玉に隣接する東村山市民であった(笑)
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★★