人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

餃子は逃げません。

「吉祥寺で餃子の食べ歩きをする」と決めていた土曜日。

しかし前日金曜日に駅前の居酒屋で飲んでいたら気持ち良くなってしまい、バスでカラオケに移動。

「明日大丈夫かなぁ?」

「別に餃子屋は逃げないよ!いいじゃんまた今度で。」

こういうのが酔っ払いの思考なのであった。

 

朝は国分寺でモーニングなど食べてから、吉祥寺まで散歩がてら歩く。これが土曜日の始まりだったはずだ。

しかし起きたのは11時半。11時半!?

もう朝ご飯はいらない、いきなり餃子からスタートということになった。行くんかい。

 

吉祥寺で食べ歩き、としたが、実際には三鷹からがスタートだ。

ビールがセットになったお得なメニューがあったが、正直前夜のダメージが抜けず、ビールという気分ではない。ウーロン茶で餃子を食す。ウーロン茶。

ナイジェル・マンセルのような外国人が、カウンターで餃子ビールを楽しんでいた。負けた。

 

しかし次の餃子からは、レモンサワーだ。

餃子オンリーで渡り歩いたが、ちょこちょこ飲むんで酔っている暇がない。

不思議な感じだ。

そしてとうとう最後には、「もう餃子はいい・・・・・。」と吉祥寺を後にしたのだった。

 

上石神井までバスで移動。

運良く座れたが、途中でお腹の大きな女性が乗ってきて、隣に立った。

・・・妊婦さんかな。妊婦さんだよね。席代わった方がいいよね。でも違ったらまずいよね。「単なる太った人」だったオチを時々聞く。どうしよう。いや多分これは妊婦さんだ。しかし決定打がない。迷っている間にも、時間が過ぎて行く。こうなると声を掛けにくくなっていく。あぁどうしよう、ごめんなさい。餃子を食べただけなのに、未来の日本を担う人材を抱えた若い女性を立たせて私は。グー。寝るしかない。どこにいても、寝逃げの一手だ。

 

久米川に着くと、ワインが飲みたい。しかしこの晩はどこも混んでいて、目当てのお店は満席続き。

駅から離れたお店まで歩いてやっと、腰を落ち着けることができたのだった。

90分飲み放題をチョイス。ワインが美味しかった。PayPay払いで2千円近く戻ってきてビックリだ。

調子に乗ってまたカラオケかと予想していたが、疲れてここで終了。帰宅。

 

気持ちの良い一週間のスタートを切れるよう、日曜の今日は飲まないつもりだ。

魔の時間帯は過ぎた。

あとは消化試合である。

 

お酒はまた来週。