人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子53歳。

 

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命日

昨夜もまたしこたま飲み、仕事を控えたダンナは先に寝たのだ。

残った私は、飲みながら後片付けをする。

バッハ。

母が絡まなければ、自ら聴くようなことはない曲。

今は、命日としっかり繋がってしまった。

バッハが流れる中、皿を洗いながら、思い出す。母が入院した時の話。

具合が悪いというので病院へ連れて行きたいのだが、タクシーはどこも出払っていて来てくれなかったという。

夜遅い時間になっていたらしく、病院へ行く手段がない。

とりあえず駅前のタクシー乗り場でタクシーを待ったが、一時間近くタクシーは現れなかったとのことだ。

車イスでぐったりした母を連れ、駅前で途方に暮れている父を思い浮かべる。

私なら、車で連れて行くことができただろう。連絡がなかったのは、絶縁状態だったからである。

結果的にその数時間が命取りになったとは考えにくいが、この時のことを考えると胸が締め付けられるような気持ちになる。

酔っていたこともあり、結局私はオイオイ泣いた。

昨日「悲しくはない」などと書いておきながら、今年も泣いているのである。

命日は、懺悔の日なのだ。

私は蓋をして逃げていただけなのかもしれない。