公民館って、病院に雰囲気が似てるんだね・・・。ボソッ・・・。
母の月命日であった。
悲しくて苦しくて仕方がなかったけど、そういう時間も減って来た。
時間薬というが、上手くできている。じゃなきゃ、生きていけない。
私が生きている限り、私より先に全員が死ぬ訳で。
そのボス級が家族だ。
命が消えるというその壮大で荘厳で壮絶な記憶は、今も私を悩ませている。
何かを掴みかけて、掴みかねている。
とても大事なことが形にできない、そんな感じだ。
母か、神か、何かとても大切なことを私に伝えようと、あるいは思い出させようとしている気がする。
不思議な気持ちだ。
私は何度もあの瞬間を思い出し、答えを導き出そうとする。
このもどかしさ。
これが分かれば、悲しみから解放される気がする。
一生かかるかな。
母の残した宿題だ。