人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

宿題

公民館って、病院に雰囲気が似てるんだね・・・。ボソッ・・・。

母の月命日であった。

悲しくて苦しくて仕方がなかったけど、そういう時間も減って来た。

時間薬というが、上手くできている。じゃなきゃ、生きていけない。

私が生きている限り、私より先に全員が死ぬ訳で。

そのボス級が家族だ。

命が消えるというその壮大で荘厳で壮絶な記憶は、今も私を悩ませている。

何かを掴みかけて、掴みかねている。

とても大事なことが形にできない、そんな感じだ。

母か、神か、何かとても大切なことを私に伝えようと、あるいは思い出させようとしている気がする。

不思議な気持ちだ。

私は何度もあの瞬間を思い出し、答えを導き出そうとする。

このもどかしさ。

これが分かれば、悲しみから解放される気がする。

一生かかるかな。

母の残した宿題だ。