人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

AFRIKA・10

キャンプで1泊し、再びチョロア渓谷へ向かう。

遠いEE:AE5B1

一応、途中のキボコ湿原でゾウ&アマサギも探しているが、全く気配がない。

チョロア渓谷に入ると前回同様、ダチョウを越えるとインパラの群れがいた。ここでオスを含む群れを撮ることにする。

とにかく近いにこしたことはないだろうから、まず寄れるだけ寄り、そこでオスが視界に入るのを待つ。

長い、辛抱の時だ。

しかしよりよい瞬間を狙いたい。

その割に、とりあえず撮れたらもう満足してしまい、「これ以上は無理」という思考になるから不思議だ。

次に向かう。

次に出会ったのは、ハーテビースト。依頼は「顔を正面から捉える」。

先のインパラの時のように近くまで行き、しゃがんで待つ。

待つ。

待つ。

どうもチャンスがないと思ったら、横で待っていたって横からしか撮れないではないか。依頼は正面だ。

しかし正面なんかに回ったらこちらの姿が丸見えだ。距離が遠くなってしまう。

背の低い草がチョボチョボ生えているぐらいで隠れられるようなものもなく、仕方ないのでとりあえず正面に回って少しずつ距離を詰めていった。

逃げるよねEE:AE5B1

ところがそこでしゃがんで待っていると、また次々と向こうからやってくるようになった。

こちらには来ない。はち合わないように逸れていくが、時々こちらに来てしまうのがいる。

そういうのがこちらの姿を認めると、少しの間、硬直してしまうのである。

つまり、チャンスだ。こちらを向いて、様子を窺っている。

これはいいのが撮れたと思うEE:AEB30

ええいもう、早く依頼人に送ってしまいたいEE:AEB30

キャンプに戻るのは面倒だ。もうかなり時間が経っているはずだから、そのうち日没になるだろう。それまで時間を潰した方が早い。

ゾウのいる水場に向かう。

ゾウのところに着いた頃にはもう暗くなり始めていて、写真はどれも暗くなってしまう。

よし、ここで少し練習してみよう。

まず、露出の数値を上げてみた。まだ暗い。

絞り優先にしてみても、同じ。

更にF値というのもいじってみたが、さっぱり分からん。

日が暮れた。キャンプに帰してくれ。

なぜか帰れなかった。チョロアの入り口で強制1泊。アホ臭いが、車でベースキャンプまで戻る。

結果、ハーテビーストは距離以外はほぼ満点。ええっ!?もっと寄らなきゃダメ!?

インパラは平均して「まぁまぁ」。これは自覚がある(笑)

望遠とルーラが欲しい。

また移動からの始まりだ・・・。