たった今、「果たして黒ゴマはまだ生きていたのである。」と書き終えて見にいったところだ。
黒ゴマは死んでいた。
あの様子だったのだ、不思議はないが、やはり悲しい。
黒ゴマは、本当に、本当に、良く頑張ったと思う。
昨日の朝、様子がおかしくなってからも、もつ煮のようにグッタリではなく、泳いでは浮いて、まるで「まだ死なないぞ」と運命に抗っているかのようであった。
今朝見た時も、力なく浮いていながら「まだだ」とでも言うように時々スッと、あるいはヨレヨレと動いていたのだ。
これは難しいと思いつつ、「もしかしたらゆっくり回復するんじゃないか」という希望を持っていた。
小さい体のまま死んでしまった黒ゴマ。
生命力は、どの子にも負けなかったと言いたい。
もつ煮も黒ゴマも、何が原因で死んでしまったんだろう?
黒ゴマに関しては、小さくてとても痩せていたので衰弱死なのかもしれない。
それでもこれまでは元気だったから、ここまで何も施さないできてしまったが、隔離して育てるべきだったのかもしれない。
まだ飼い始めたばかりで、疑問と反省の繰り返しだ。
まるで私の無知の犠牲になって、みんな死んでいくみたいである。
ここから何かを学びとっていくのだろうが、生き物を実験材料にしているようで、しんどくなってきた。
調べて、調べて、調べて、最善を尽くしたつもりでも、圧倒的に経験が足りない。
一体、どれほど犠牲を出せば、上手に育てられるようになるのだろうか。
約2ヶ月。
残ったメダカは、あと2匹である。