人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

教えて、大五郎

オチも答えもなくて何ともスッキリしない話になるが。

昨日の夜のことである。

晩御飯を食べ終わり、皿を洗っていると、猫達がお腹をすかせて集まってきたのだ。

4匹の猫の餌場はそれぞれ違うが、みんな流しの近くなのである。私がここに立つと、お腹のすいた子は期待してやって来る。

全ての皿を洗い終わって流し台が空いたら、4つの小皿を並べ、猫達のご飯を入れていく。

乾燥餌が皿にカラカラと入る音で、猫達は自分達の番が来たことを知る。

先住姉妹が一番。

ちびエルが二番。

最後が大五郎。

うちの家族になった順番だ。先住を立てる。

ところが、エルの皿を置き、大五郎の皿を持って振り返ると、彼は一目散にサッと逃げた。

正確には振り返る直前である。

何か向こうに気になるものでもあったのだろうか。

猫は気まぐれだ。あまり気にせずとりあえず皿をレンジにしまおうと思ったら、大五郎は目の前のカウンターにすぐに現れたのだ。

ん?食べたいのか??いつもの定位置と違うが。

しまいかけた皿を持って向かい合うも、大五郎は遠くを見ている。

私の後ろだ。ちょっと高い位置。

じーっと、じーーーっと見ている。

ご飯にも呼びかけにも、反応しない。

怖いでしょEE:AEB64

カウンターから下してもまた上り、その一点を見ている。

そして時々ゆっくりと、何かを追うように目線が動く。

怖いよEE:AEB64

つまり私流に言わせてもらえば、オバケいるよこれEE:AE5B1

大五郎も怯えていて、急にそばに行くとビクッとして警戒する。

この状況を、どう説明するの、オバケ信じない人EE:AE482

「ん~~、大五郎は臆病だからねぇ。大五郎にしか聞こえない物音とか何かがあるんじゃないの??」

少なくとも、私には何も聞こえなかったし、驚くような出来事は起こっていなかった。

それに関しては「おかしいよね」と、「不思議である」というところまでは取り付けた(笑)

ただその答えには、非科学的なものはないという顔である。不思議だけど、全然怖くないと。

何だったんだろう。

こういうことは初めてではないが、たいてい夜中に目が覚めて、気が付いたらエルが一点を見ているというパターンであった。

だから、寝ている間に外で物音がしたという考え方もできたのである。それでも怖いけどEE:AEB64

大五郎は他の子に比べ、繊細なところがある。

彼は何を感じたのだろうか。

合理的な答えで安心したいんだが。