オチも答えもなくて何ともスッキリしない話になるが。
昨日の夜のことである。
晩御飯を食べ終わり、皿を洗っていると、猫達がお腹をすかせて集まってきたのだ。
4匹の猫の餌場はそれぞれ違うが、みんな流しの近くなのである。私がここに立つと、お腹のすいた子は期待してやって来る。
全ての皿を洗い終わって流し台が空いたら、4つの小皿を並べ、猫達のご飯を入れていく。
乾燥餌が皿にカラカラと入る音で、猫達は自分達の番が来たことを知る。
先住姉妹が一番。
ちびエルが二番。
最後が大五郎。
うちの家族になった順番だ。先住を立てる。
ところが、エルの皿を置き、大五郎の皿を持って振り返ると、彼は一目散にサッと逃げた。
正確には振り返る直前である。
何か向こうに気になるものでもあったのだろうか。
猫は気まぐれだ。あまり気にせずとりあえず皿をレンジにしまおうと思ったら、大五郎は目の前のカウンターにすぐに現れたのだ。
ん?食べたいのか??いつもの定位置と違うが。
しまいかけた皿を持って向かい合うも、大五郎は遠くを見ている。
私の後ろだ。ちょっと高い位置。
じーっと、じーーーっと見ている。
ご飯にも呼びかけにも、反応しない。
怖いでしょEE:AEB64
カウンターから下してもまた上り、その一点を見ている。
そして時々ゆっくりと、何かを追うように目線が動く。
怖いよEE:AEB64
つまり私流に言わせてもらえば、オバケいるよこれEE:AE5B1
大五郎も怯えていて、急にそばに行くとビクッとして警戒する。
この状況を、どう説明するの、オバケ信じない人EE:AE482
「ん~~、大五郎は臆病だからねぇ。大五郎にしか聞こえない物音とか何かがあるんじゃないの??」
少なくとも、私には何も聞こえなかったし、驚くような出来事は起こっていなかった。
それに関しては「おかしいよね」と、「不思議である」というところまでは取り付けた(笑)
ただその答えには、非科学的なものはないという顔である。不思議だけど、全然怖くないと。
何だったんだろう。
こういうことは初めてではないが、たいてい夜中に目が覚めて、気が付いたらエルが一点を見ているというパターンであった。
だから、寝ている間に外で物音がしたという考え方もできたのである。それでも怖いけどEE:AEB64
大五郎は他の子に比べ、繊細なところがある。
彼は何を感じたのだろうか。
合理的な答えで安心したいんだが。