*「木金土」の続きになってます*
こんな夜だったのだから、翌日の二日酔いはさらに酷くなっていた。怪我もしていた。
日曜日、リハだ。
とても「歌う」などという気分ではない。
それでも行かねばならぬ。
全く力が入らないので、迎え酒でエンジンをかけた。
今回のリハの課題は、メドレー部分の構成であった。
事前にギタリスト氏から手本の動画が送られていたが、彼がいないのをいいことに「短くしてしまおう」と極限まで簡素化してしまった。
彼がいないので、無法地帯と化していたのだ。
中学生の突然の自習状態である。
しかし実際にその曲を通してやってみたら、簡素化し過ぎて無理がある(笑)
結局、ほぼもとの動画通りの構成にならざるを得なかったのであった。
振り向いたら、人がいた。
スタジオ練習である。
メンバーは揃っている。
それなのに、振り向いたら人がいるのだ。どえれー、驚いた。
どこぞでリハ情報を聞いたバンド仲間が、冷やかしに来たのだった。
オバケも宇宙人も信じない人ね。
あなたは信じないから怖くないでしょうが、私はホントにびっくりしたよEE:AE482
結局ひとりでチューハイのペットボトル1本とワイン1本を開け、この日もグデングデンで就寝。
どんなに飲んでも月曜日はやってくる。
そしてこの月曜は、ただの月曜ではなかった。
「一日遅れの父の日」の月曜で、娘ぶー子がサプライズで来る日だったのである。
二日酔いの体でダラダラと準備をし、ぶー子とダンナの帰宅に備える。
ぶー子がデパ地下の惣菜をたくさん買ってきてくれたので、準備自体は楽であった。
むしろ大変だったのはぶー子である。
「片付いた部屋」というレベルの違いから、ぶー子は「こいつはまずい」とまず掃除を始めた。
クイックルはどこだ、布巾はどこだ、お母さんこれしまって。
帰宅したダンナは、もちろん驚いた。
そしてまた、酒宴となるのである。
良く笑った。
いい酒であった。
エルは本当に良く眠る。
それを見て私も良く眠る。
しかしぶー子よ、あんたもまぁまた良く寝るねEE:AE4E6
かくして、怒涛の飲酒ウィークが終わった。
もうしばらく、酒はいい。