人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

日曜日と月曜日の飲み放題

飲み過ぎた翌日の迎え酒は、早く効くか全然回らないかどちらかのことが多い。

土曜日のPの9周年。

この日もグッタリしてギリギリの時間にお店に向かった。

果たして「早く効く」の日であったようで、思い出せることがほとんどない。

覚えているのは、ホットプレートから直接食べた焼きそばがメチャ熱で、みんなでダチョウ倶楽部みたいになっていたことぐらいか。

演奏はしただろうか。この辺は意図的に思い出さない、恐ろしい。

マスターは今年も泣いたんだろうか。

日曜日は、娘ぶー子と食事であった。

この三晩、全て飲み放題であるEE:AEB64もう死にそうだ。

それでも、娘の誕生日祝いだ。また二日酔いか・・・、ぶー子よ毎度本当にすまぬ。

またしてもギリギリまで寝ていたので、空腹のまま出発だ。気持ち悪いEE:AE4E6

まぁ予約した店は、ローストビーフと生ハムとチーズフォンデュの食べ放題がついているのである、そこまでの辛抱だ。グッタリしたまま、ぶー子と合流。

ところが。

ないのだよ、お店がEE:AE5B1

看板はある。

怪しげなお店の間を入り込んで細い階段を上ると、ゴチャゴチャしたゴミのような荷物のようなものの先に、ただのドアがあるのみ。

一応開けてみたが、あれは絶対に店ではない。

電話をしてみると、カタコトの外国人が出て「予約はない」と言われたとのこと。

席はあるからどうぞと言ったらしいが、席はあっても店がないんだよEE:AE4E5ってか何この怪しい感じは。

もうこの店は諦める。ローストビーフ・・・・・。

ぶー子の案内で着いた店にも飲み放題があり、ここで迎え酒を図る。

ところが今度は「全然回らない日」である。

しかもローストビーフを諦めた時点でひとりでハンバーガーを食べてしまい、お腹も苦しくなってきた。

二日酔いで、酒も回らず、お腹は苦しい。

申し訳ないとは思いながらも、私はどんどん無口に。

対するぶー子はそんなことを気にも留めずに、相変わらず良く喋っていた。

ダンナの方は上手く酒が巡ったようで、少しずつ酔っていくのが傍から見ていてもわかる。

ぶー子の希望でさらにカラオケに行ったが、ダンナはここで仕上がった模様。私はサッパリだ。ぶー子は飲んでも飲まなくても酔っ払いみたいなところがあるので、正直どっちなのか分からなかった。

退出時間が迫った頃には「おとん・娘の幼い頃を懐かしむ」のモードに突入しており、何度もぶー子の「巻きでEE:AE5B1」の合いの手が入ったが、結局1分前に慌てて部屋を出た。

ダンナがシメにラーメンを食べたいというのでラーメン屋さんに入ったが、これが飲んだ後に染み渡ったようで、ありえないほどの感激ぶりであった。

「う・・・、うまい!!」

「まじでウマイ!!」

「カーッ!!」

「ヤバい。」

そう繰り返し、高らかに笑った。

帰りの電車では爆睡であった。

全然酔わなかったので、私の月曜はとても楽だったのだ。

そしてダンナはまた、「ああ・・・。」とゲンナリして出掛けて行ったのである。