「するーか」じゃないよ、「するーりょく」だよ。
世の中には、人を不快にしたり傷つけたりすることを分かっていて、あえてそれを言う人がいる。
また、不本意にも、そういう言葉を言ってしまうこともあるだろう。
いずれにしろ言われた方は、不快感なりショックなりのダメージを受けることになる。
逆に自分も、あの言い方はいけなかっただろうか、誤解を生んでいないだろうかと不安になることがある。
これはこれで、気が重いことだ。
私は結構言葉や態度を深読みしてしまうタチなので、時にハートは勝手に傷だらけになる(笑)
なんであの人はあんなことをわざわざ言うんだろうか。
何かしら、気に入らないところがあるのだろう。
そんな時、私は自分を責める。自信がないからだ。私に至らぬ部分があったんだろうと思った方が、気が楽なのである。
なにより、人を責めたり恨んだりする負のエネルギーは、自分をダメにする。
それに囚われ、そのことばかりが頭を占め、身動きが取れなくなるから進歩がない。
あぁ、私があんなんだからな、しょうがないか。いい反省材料になった、とでも思っておいた方が、よっぽど精神衛生上いい。
スルー力。
正面から受け止めないで、遠くから他人事のように俯瞰する。
これで生きることが、すいぶん楽になったと思う。
受ける側ではなく、投げる側としても、こんな人間なのでしょっちゅうやらかしている。
あとで思い返すことの気の重さ。
ああすれば良かった、ああ言えば良かったと、後悔ばかりだ。
しかし時間は戻せない。
悔やんだところでやり直せないのである。
もう二度としません、もう二度と言いません、そう心に決めたらそれでおしまい。
やるべきことは、後悔ではなくその実行だ。
諦めや開き直りに近いと言えばそうだが、最近生きることがこれでずいぶん楽になった。
迷惑かけてるみなさん、ごめんなさい。
これからの私を信じるか、諦めるか。
それはあなたに委ねます。
という訳で、落ち込んではいない。
しかし「落ち込むべき場面」であることは、肝に銘じておく。