女性用の下着は、見えない場所に干すのが常識となっている。
みっともないし、盗難防止という意味もあろう。
正直、自分は干した下着を他人に見られることなど屁でもないが、「あの人下着をあんなところに干してるわ」と言われるのが嫌なので、室内干しにしている。
これが結構面倒でEE:AEB67
干しているのは、1階の使っていない部屋だ。
引き戸を開けて、その部屋に入る。
それだけでも、とてつもない無駄骨感がある。
そして干した先には、前回干した下着がかかっているのだ。この回収・収納もセットとなる。
ひとつひとつは小さなことだが、積もると非常に重い。
和室への引き戸のストッパー(猫侵入防止)を開ける。
エアコンが効いていない室温差の不快。
家具や散らかったものをよける。
前回干したものを取る。
干す。
前回干したものを持って、
家具や散らかったものをよけて、
エアコンの効いていない室温差の不快を感じつつ、
引き戸を閉めてストッパー(猫が部屋を荒らすのである)を閉める。
これを考えると、下着干しのハードルは高い。
なので時々、後回しにしようと洗濯機の上に乗せたまま忘れたりする。
もうね、乾きゃいいじゃんEE:AE4E5
ある時、パンツEE:AE4DAをキッチンのふきん掛けに干したのだ。
ラクチンEE:AEB64
もう、いいじゃんここで。
こういう横着は、得てしてクセになるものである。
その日もふきん掛けには、私のパンツEE:AE4DAがぶら下がっていた。
それは、炊飯器の横に設置してある。
忍び寄る、オスの影・・・。
抜き足差し足近づいて来た彼は、手を伸ばして私のパンツEE:AE4DAを小突き回している。
取れそうで取れない。焦れているのが分かる。
やがて彼の爪に引っかかったパンツEE:AE4DAは、引っ張られて彼の目の前に来た。
首を伸ばし、今度はその臭いを嗅ぐ。
変態は、意外と側にいたのであった。