人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

狙われた下着

女性用の下着は、見えない場所に干すのが常識となっている。

みっともないし、盗難防止という意味もあろう。

正直、自分は干した下着を他人に見られることなど屁でもないが、「あの人下着をあんなところに干してるわ」と言われるのが嫌なので、室内干しにしている。

これが結構面倒でEE:AEB67

干しているのは、1階の使っていない部屋だ。

引き戸を開けて、その部屋に入る。

それだけでも、とてつもない無駄骨感がある。

そして干した先には、前回干した下着がかかっているのだ。この回収・収納もセットとなる。

ひとつひとつは小さなことだが、積もると非常に重い。

和室への引き戸のストッパー(猫侵入防止)を開ける。

エアコンが効いていない室温差の不快。

家具や散らかったものをよける。

前回干したものを取る。

干す。

前回干したものを持って、

家具や散らかったものをよけて、

エアコンの効いていない室温差の不快を感じつつ、

引き戸を閉めてストッパー(猫が部屋を荒らすのである)を閉める。

これを考えると、下着干しのハードルは高い。

なので時々、後回しにしようと洗濯機の上に乗せたまま忘れたりする。

もうね、乾きゃいいじゃんEE:AE4E5

ある時、パンツEE:AE4DAをキッチンのふきん掛けに干したのだ。

ラクチンEE:AEB64

もう、いいじゃんここで。

こういう横着は、得てしてクセになるものである。

その日もふきん掛けには、私のパンツEE:AE4DAがぶら下がっていた。

それは、炊飯器の横に設置してある。

忍び寄る、オスの影・・・。

抜き足差し足近づいて来た彼は、手を伸ばして私のパンツEE:AE4DAを小突き回している。

取れそうで取れない。焦れているのが分かる。

やがて彼の爪に引っかかったパンツEE:AE4DAは、引っ張られて彼の目の前に来た。

首を伸ばし、今度はその臭いを嗅ぐ。

変態は、意外と側にいたのであった。