次の依頼は、「カバがあくびをしているところ」であった。
恐らく難しいのはカバの撮影ではなくアクビ待ちと想定されたが、予想以上に難航した。
まず、こちらの気配に敏感で、気づかれると警戒してアクビどころではない。
最初はただじ~~~~~~~っとこっちを見ている。
最初は私もその状態でアクビを待った。
ところがそのまま膠着状態だ。
やがてワウワウ、とこっちを見て叫び出す。
どうやら気づかれているうちは、アクビなど撮れそうにない。
そういえばドライバーが、草陰に隠れるといいというようなことを言っていた。
そこで隠れてみるのだが、こうすると草が邪魔でカバが見えない(笑)
操作性が非常に悪く、「一歩」動くという繊細な動きができない。
なので行き過ぎた、戻り過ぎた、と繰り返し、なかなか思うような場所に留まれないストレスがある。
やっと落ち着いたところでファインダーを覗くと、草だ(笑)
ひょいっと身を左右に乗り出すというアクションがあったので、それを利用して辛うじて草の隙間から覗き込むことに成功したら夜になってしまい、ベースキャンプに強制送還だ。
キャンプで寝て、朝にする。なるのではない、するのである(笑)
同じ場所から覗き込み、前日と同じと思しきカバらを見張る。
なかなかアクビは出ない。
リラックスはいいが、寝る前にすることがあるだろう!!水につかって目を閉じたまま、動かなくなってしまった。
その時、アングルが勝手に切り替わった。
振り向くと、至近距離にカバがいた。そしてこっちに向かって突進してきた。
逃げたが間に合わなかったようで、またしてもキャンプに強制送還。
ビックリしたよう、もうEE:AE5B1
言い訳したいのだが、コントローラーの上下左右の操作が、FFと真逆なのである。とっさの動きともなると、混乱するわEE:AE5B1
出直して、今度は違う草むらから覗き込んでみる。
おっ、ちょっと草が邪魔だが、前回より視界がいいぞ。
そしてすぐにチャンスは訪れた。
いいぞ、シャッターーーーーーーーー、ああEE:AEB2F
ちょっともう、シャッター反応悪すぎEE:AE4E5撮れなかったじゃんEE:AEB30
試しにもう1回押してみたが、気持ち長押ししないと反応しない。
どちくしょうめ、まぁいい、ここに居座っていれば、いずれ撮れるだろう。
何しろおねむのカバが3匹、目の前にいるのだ。
そこから20分である。
長く退屈ながら気の抜けない、辛抱の20分であった。
その甲斐あって、送った写真の評価は、距離以外はほぼMAX。
あれ以上近づけるとは思えないので、まぁ満足の結果である。