人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

二日酔いという災害に備える

休日明け。

ほぼ毎週、二日酔いである。

ダルく、やる気もなく、「アレ」を欲するばかりだ。

 

もはや中毒と言ってもいいぐらいである。

ポロ一。

サッポロ一番みそラーメンのことを、愛をこめてこう呼んでいる。

相当好きであることはもうずいぶん前から自覚していたが、ここまで中毒しているとは思っていなかった。

こんな朝にポロ一がなかった日には。

とても買いに出るような気力も体力もありはしない。

それでたびたび涙を飲んでいたが、私も学習した。

ポロ一は常備する。

それも5袋入りパックを。

 

とある週末に、ポロ一が切れていることに気が付いて1パック買って備えてはいた。

どこの店でも週に一度は安売りになっているようなものを普通の値段で買うのは惜しかったが、ないと困るのである。

そしてそれは、ちゃんと月曜日に活躍した。

 

しかし卵が切れていた。

ポロ一と言ったら、卵である。

キムチと納豆があれば、スペシャルだ。

まぁ誕生日でもないのにスペシャルをやるのも気が引けるので、卵さえあればいい。

ところがその卵がないのである。

さすがに素ポロでは物足りないので、納豆を入れた。変な感じだ。

卵を差し置いて納豆を入れるとは。

 

卵がないと他にも何かと困るので、私は特売に備えることにした。

それは次の日に、「500円以上お買い上げの方、卵100円!」という広告であっさりカタがついたのだ。

 

最近はあまり行かなくなっていたスーパーであった。

久しぶりに行ってみたが、いつもスーパーとはラインナップが違い、なかなか刺激的であった。専業主婦の刺激とは、この程度である。

 

そこでなんと、ポロ一パックの安売りをしていたのだ。

週末に買ったばかりだったが、酒を飲んでいる限り、確実に消費する物である。安いうちにそれを買っておくことにした。

これにて週明けのポロ一事情は、当分安泰である。

 

 

 

「ただいま~~~。」

嵐の前の静けさか、繁忙期前のダンナはこの頃時々早く帰って来ることがある。

そんな時はスーパーに寄り道する時があり、このようにレジ袋を持って帰って来るのだ。

「おかえり~~。」と言ってそれを受取ろうとみると、透けて見えたのはポロ一の5袋パックであった。

可笑しくなり、私はまず先に自分が買ったポロ一をダンナに見せて笑った。

 

それから袋を受取り、ひとつずつ然るべき場所にしまっていくと、

・・・卵が入っていた(笑)

 

かくして現在ポロ一14袋に玉子20個。

少なくとも14週の二日酔いに耐えられる状態になった。

 

あ、卵の鮮度ってどんなもんでしょ・・・EE:AE5B1