酔いどれバンドだ、しこたまリハで酒を飲み、記憶もおぼろに家に帰る。
昼になってやっと起き、今度は腹が減ったと食い放題へ行く。
食べ過ぎて動く気になれず、私たちはまだ店で伸びていた。
午後14時。
ギタリスト:中野にてラーメン→カレーパンを食べながらブラブラ
ベーシスト:仕事
べーしすと:仕事
ドラマー:仕事
もう食べ過ぎて眠いし、歩くのはやめて家に帰って寝るか。
いやいや、こんなに食べてまた寝てしまうのか。
観念して歩くことにする。
行き先もコースも決めてはいない。
漠然と自宅のある方へ。
駅でいうとほんのひと駅の区間だ。
住宅街に入り、寄り道をしながらのんびり歩く。
それにしても清瀬は静かだのー。一歩住宅地に入ると、田舎である。
古めかしい木造家屋、農家と思しき敷地の広い家。
野菜の無人販売も多く、つい足が止まってしまう。
「誰もいないから、欲しくても買いづらいじゃないのねぇ?」
唐突にそこにいた女性に話しかられける。
歩く方向が一緒なので、そのままなし崩しに話し相手になってしまったのだが、「ほら、そこのうちの、よくパチンコ屋さんに来てるでしょ?家族全員パチンコなのよね!」
知りませんて(笑)
「そこのうちの」も「パチンコ屋」も、誰だかどこだか分かりませんって。
女性は構わず話し続け、ちょっと面倒なことになったと思ったところに、カメを飼っている家が。
「あっ、カメだ!」
カメにかかずらっている間に、女性はどんどん先に行ってしまった。
カメに助けられ。
新秋津駅。
フー、疲れたがどうするか。ちょっと一杯やってくか。
ギタリスト:自宅近くで子供とサッカー
ベーシスト:四文屋でひとり飲み
べーしすと:仕事
ドラマー:仕事
駅前の居酒屋に入り、ギタリスト氏を揺さぶるも動かず。
なぜかベーシスト氏がこちらに向かっている(笑)
18時。
ギタリスト:子供たちとご来店(笑)
ベーシスト:到着
べーしすと:何も知らずに仕事
ドラマー:何も知らずに仕事
四文屋で飲んでから来たベーシスト氏にどれぐらい飲んだのか聞くと、「や、そんなに飲んでないっすよ。ビール2本飲んでから缶ビール2本電車で飲んで、キンミヤ2杯。」
彼の「そんなに飲んだ」は、何杯目からなのだろうか。
だからトータルでかなり飲んでいるはずである。
見るとどうも寝ているように見えるのだが、返事はするから凄い。
睡魔に抗おうとするのか、顔がグニャグニャになっている(笑)
写真に撮ろうと思うのだが、不思議なことに5秒ほどのサイクルでガバッと覚醒するので難しい。
寝てないのか?
いやもう、目を閉じてグラングランしてるのだ、あれが5秒おきに目覚めるんだから不思議だ。
19時30分。宴たけなわ
ギタリスト:ひたすらビール
ベーシスト:なすがまま
べーしすと:ついに呼び出される
ドラマー:知らずに仕事
21時30分。
2本目のキンミヤを頼んだ時に「どうせ空いちゃうと思いますが・・・」と言われて受け取ったサインペンだったが、結局空かなかったのでそのサインペンでボトルにバンド名を入れて店を出た。
ギタリスト:子供たちと電車で帰る
ベーシスト:ラーメン
べーしすと:・・・恐らくこの間に新秋津到着。件の飲み屋に行き写真を見せ「こいつらどうした」
ドラマー:LINEで写真を見て「一緒にいなくて良かった」
21時40分。
ギタリスト:電車の中だろうか
ベーシスト:バス待ち
べーしすと:自宅か
ドラマー:反応なし
色んな人を巻き込んでの長い夜であった。
そしてまた、長い夜が始まる。
金曜から飲み続けだ。
頑張れ、肝臓!