人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ボーカリストの責任

ライブの話だよ。

興味ない人にはつまらない話だよ。

昨日はPで、常連ebbi嬢の恒例企画・MFRがあったのだ。

今回、大変勉強になりましたので、書き残しておきたい。

どのバンドもとても良かった。

観ながら顔がニヤニヤするぐらいに、惹き込まれる。ワクワクする。

なぜこんなに魅力的なのだろうか。何が私を惹き込むのだろうか。

私はそんなことを考えていたのだ。

12月にライブを控え、果たして私がこのようにオーディエンスを惹きつける事ができるのだろうかと不安になった。

ライブは発表会ではない。ショーだ。

考えなしに曲を垂れ流すのでは、自己満足で終わってしまう。

恐らく選曲と技術で、8割方成功は決まるだろう。

曲も、技術も、それだけで人を惹きつけることができる。

しかし、8割では「それだけ」なのではないか。

バンドとしての魅力。個性。

もしかしてそれを担うのが、ボーカリストなのではないかと思ったのである。

例えばMCの面白い人、パフォーマンスがかっこいい人。

こういう個性がバンドに乗っかって、よりライブを印象付けるのだ。

じゃあMCを練り込むか、かっこいい動きを研究するか、と言っても、それは私ではない。

私は面白い話などする人間ではないし、カッコ良く歌うボーカリストでもない。

私にしかできないこと、それは何なのか。

みんなの演奏を引き立て、ライブをリードする。

私らしく、ポコッペリンらしく。

私がメンバーを生かしも殺しもしてしまうのかもしれないのだ、アホみたいにヒトカラで裏声の出し方の練習などしている場合ではないことに気がづいた。

バンドとしてのパッケージ、ライブをショーとしてとらえる意識。

ボーカリストとしての責任を感じる。

ライブにおいてボーカリストは、単なる歌い手ではないのである。

あんまり計算もしたくないのが、悩ましいところだ。

恐らくそこが、「私らしさ」のひとつだろうから。