人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

禁欲の夜

ダンナが帰ってきたのは深夜12時前であった。

グデングデンを覚悟していたが、トロンとしていたぐらいで比較的しっかりしている方だった。

やたらと「ラーメン食べる?」「ポロ一食べる??」と繰り返す。何度も「さっきビッグマック食べたばっかりだから」と言っとるのに(笑)

そして自分でポロ一ラー油味を作って食べ、そのままソファで横になってしまった。

血液ドロドロと二日酔い軽減のために、水を飲んでもらいたい。

大きなコップに氷水を入れてテーブルに置くも、「うん」「うん」と言うばかりで一向に水は減らない。

本当にこれ飲んで早く寝た方がいいよ!!」この「本当に」がなぜか意外と効く(笑)

一気飲みに近い勢いでそれを飲み、布団に消える。

さて、またひとりである。

酒と薬の飲み合わせが思いのほか悪いようだったので、酒は断念した。

つくづく思うが、金曜の夜に酒がない、というだけで、何をやっても面白くないものである。

飲みながらテレテレYouTubeでも見るかと思っていたのだ。酒がなければ金曜のYouTubeもただのYouTubeである。つまらん。

ここまで禁欲を強いられると、自然とやらなければならない事柄に向かうのだろうか。私は再びコーラスの音取りに取り組んだ。

思ったより難易度が高く、やってもやっても不安なのである。

ビスミンラッ、ノーー!!レチュゴー!!歌詞読めねーし。深夜のボヘミアン・ラプソディ。

4時。

寝ても良かったのだが、これではハナキン甲斐がない。真面目過ぎるじゃないか。どっか外しておかないと逆に不安である。ゲームをやる。

どうでもいい話だが、強敵だったのである。ケリがついたのは5時半だ。

しかしゲームを終えて夜が明けているという事は、ゲーマーとしてはどこか誇らしいものである。

ベッドに入り、目を閉じただけで眠ってしまう。

連休は残り二日。

はー、飲めないというだけで、ホント、つまらんものだ。

病気なんてするものではない。