人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ハーモニカのお話。

飲んだくれていて、まともな記事を入れる暇がなかったEE:AE4E6EE:AE4E6

まぁ今日までは正月休みじゃ、明日から頑張ればいいじゃないか。

今日飲んだら、しばらくおあずけである。

あぁもうずーっと飲み続けだったのだ、ちょっと安心している自分がいる。

このように飲み続けているので、いい加減、量を飲み過ぎても悪酔いしないで翌日にも残らなくなってきた。

なので昨日は御茶ノ水に行ったのだ。

ダンナが楽器を見たいとのこと、そしてハーモニカを買うことである。私にとってのメインは後者である。

というのも、次の課題曲にハーモニカ(ハープと言うのか。定義がわからん。)が入っているので、両手が空いて物理的に演奏可能な私が挑戦してみようと思ったのである。

もちろん技術的にはまっさらであり、現状では赤子同然だ。かなりの練習を必要とするだろうが、できなければやらなきゃいい。それだけのことだ。我が家のおもちゃがひとつ増えるだけのことである。

御茶ノ水に着くと、ダンナはまず「楽譜を見たい」と言った。かのハーモニカ曲のキーを知りたいというのだ。

そんなことは家に帰ってから調べればいいのに、という間違った考えに気づいたのは、全ての楽器屋に求める楽譜がないと分かってからであった。

キーが分からないと、ハーモニカも買えないじゃないかEE:AEB64

基本的にハーモニカは、穴が10個開いただけの楽器である。なので、出せる音は他の楽器に比べて恐ろしく少ない。よって、余計な音を省いた音だけしか出ないのである。

C(ハ)のメジャー(長調)のハーモニカでCのマイナー(短調)の曲は吹けないどころか、違うキーの曲は基本的には無理だ。

なので私はあの曲のキーを知らなくては、必要なハーモニカを買うことができないということである。

そこでダンナが楽譜を探していたのだが、見つからなかった。

お茶の水は近くはない。できれば今、買ってしまいたい。

携帯で曲名と「キー」で検索したが果てしなく、簡単に分かりそうにもなかった。

こうなったら意地だ。

YouTubeで課題曲を検索していたら、ダンナが音源を携帯に入れていたのでそれを聞く。

「ウ~♪」

そのキーを忘れないように小さく声に出しながら、店頭に並んでいるシンセサイザーのもとへ。

ファ、Fである。多分。

確率は上がったが、ギャンブルはギャンブルである。不安だったが、待てなかった。結局買った。

キーさえ当たれば、さほど心配要らないと思っていたのだ。

ハーモニカというものは、小学校に入るとまず学校で最初に手にする楽器である(昭和43年生まれのお話。)、私はその音の配置すら、思い出すことができる。

腐っても曲がりなりにも音楽人だ、モノにはならなくてもおもちゃぐらいにはなる自信はあったのだ。

帰りに寄った蕎麦屋で、我慢できずに小さな音で吹いてみた。

・・・・(汗)。

クラリネットは壊れちゃったから出ない音があるのである。

壊れてないのに出ない音ーがーあるーEE:AEB64

実は想定はしていたが、実際にこんなに訳分からない抜け方をしているとは思いもしなかった。

ブルース・ハープというぐらいだから、もしかしたら音階がブルーススケールになっているかも、と思ったのだが、そもそもそのブルーススケールを私は知らない。

しかし考えようによっちゃ、ハーモニカ自体がブルースの音階になっているのなら、ブルーススケールを知らない私が吹いても勝手にブルースになるのではないか??

そんな淡い期待があったので、あまり深く考えなかったのである。

しかしこっちのラが出なければ、こっちのラは出る、なぜドの次はレじゃなくてシに下がるのだ、ムチャクチャじゃないのかこの配置!?どっかのオッサンが適当に作ったオッサンスケールじゃないのか??

そして致命的な失敗は、家に帰って曲に合わせて吹いた時に知った。

この曲はFではなく、Fm、つまり短調、マイナーであった。

つまり、「プサン港に帰れ」の上から「笑点」の能天気なメロディーを乗せるようなものである。

もうこうなったら、努力でどうなるものではない。一気にテンションが下がったが、まぁできることがなくなった訳ではない。

このFのハーモニカの攻略なくしては、Fm(A♭になるそーです)の成功はありえない。

それ以前に歌の方を攻略しなくてはならないが。

スタジオは2週間後であった。