人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

地獄に足を踏み入れる

日曜日。一週間で一番メチャクチャな日だ。

派手さでいえば金曜か土曜の方が上回るが、人として、日曜日が一番酷い。

大概が二日酔いだが、そのせいで昼まで眠り、そのせいでラーメンを欲し、そのせいでラーメンを食べ、そのせいで眠くなり、そのせいでまた寝てしまう。

夕方から夜まで寝ているが、そんなところでそんなに寝れば、なかなか眠くならないのである。2時ごろまで平気で起きている。

しかしそんな日は、一週間に一度程度である。だから日曜というのは特殊な日であり、何も当てはまらない日なのである。

私はそういう日を選んだ。

どさくさでイケるかもしれないと。

寝る時の安定剤を減らすように言われていたが、簡単なことではない。

飲まないという行為自体は簡単だが、飲まないという決心がつかないのである。

中毒などではないが、精神的に依存はしているだろう。

アレがないと不安で寝れないのである。

「眠れない」というのは、非常にストレスのかかる事である。

「寝ない」という方は自発的に寝ないのでストレスはかからないだろうが、寝たいのに眠れないという状態は、本当にキツい。

あれが毎晩のように続いていたのだ、地獄である。

私はあの地獄に戻りたくはないのである。

しかし、薬をダラダラ飲み続ける害も気にはなっていたので、極力飲まないような努力はしてきた。

こういうのを努力というのか分からないが、深酒すれば眠れるので、そういう日は飲まないようにした。

あとは、「投げた日」。

もう明日なんてどうでもいい、という日は薬は飲まず、眠くなるまで本を読んだりしている。

そんな日でも時々、電気を消して目を閉じた途端に眠れなくなることがある。

そういう時は、3時だろうが4時だろうが、薬を飲む。

とにかくそうやって「眠れない」という状態を作らないようにやってきたのだ、これまで。

しかし今回は、「眠れなかったら飲む」という逃げ道も塞がなくてはならない。

それなら、寝たり起きたりムチャクチャに過ごした日曜がふさわしいと思ったのである。

ついに昨日、シラフで薬を飲まずに寝ることにしたのであった。

布団に入ったのは2時ごろである。

散々寝た後だが、心地よい眠気が訪れていた。

しかし油断はならぬ。

「眠い」まではクリアしているのだ。

問題は寝てから。寝入りばなに目が覚めるのである。

目が覚めるまでもなく、眠れなかったEE:AEB64

病院でアドバイスをもらった通りに、ゆっくり深呼吸してみる。

口からフーッと腹式呼吸のように細く長く吐き出すのだが、口なんか開けたら眠気が逃げてしまいそうだ。

なので独自に鼻スーでいったが、確かに若干の効果はあった。

ちょっと落ち着いたような。

しかし、「落ち着く」は「落ち着く」であって、「眠れる」ではないのだ。きっかけを掴んだにすぎない。

さぁどうする、サンタイザベル・ぽ子よ。

何か安心できるものをそばに置いておくといい、と言っていたな。

その時は、写真や好きなアニメのキャラクターの画像なんて人もいますよ、と言って見本の画像をいろいろ見せてくれたが、危うく「それならあります」と言って携帯のバルフレアを見せてしまいそうになってしまった。

バルフレアか・・・。

バルフレア・・・。

バルフレア・・・。

いかん、ゲームの世界は興奮してしまう。

そういえばこの話をダンナにしたら、「エルの画像じゃなかったのか!!」と驚かれたな。

エルか・・・。

エル・・・。

エル・・・。

夢を見た。

短い夢だ。

娘ぶー子がまさに今、寝室に入ってきて、「おかーさん、知ってて出したでしょ。」と怒っているのだ。

私がぶー子に出したのはどうやら背脂たっぷりのつけ麺で、あまりにこってりして食べられたもんじゃなかったというのである。

こんな夢は明らかに昨日きら星で食べた限定ラーメンの影響だろうと思うが、ぶー子は非常に怒っていた。

ハッキリ言って怖かった。

ヤバいと思ったら目が覚めた。

カラスがカーと鳴いていた。

カラスタイムに入ってしまったか。

次は新聞屋のバイクである。2回。

そして夜明け。

不思議なもので、夜が明けると諦めがつくのか、やっと眠れるのである。

もうこんなの御免である。

結局今日の午前中は寝倒してしまった。

こんな時間に寝るのがまた悪そうだが、どうしろってんでぃもう、知らんがなEE:AE4E5

今日は薬飲んで早く寝るEE:AEB30

まずはサイクルの修正からだッ。

薬断ちの前に、夜のゲーム断ちが先である。