人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

厳選・恥セット

<<反省したばかりで能天気な記事を申し訳ありません。以前に下書きしたもののUPになっています。>>

ぶぶっ、こんなところにあったのかEE:AE4E6

娘ぶー子が処分したいと言って、大量に出した洋服に占拠されている寝室だが、その服を私が貰うものと古着に出すものと捨てるものとに分けている最中である。

あまりにも多いので何日もかかっているが、いよいよ終わりが見えてきたある日、洋服でパンパンに膨らんだ袋を取り出すと、下から私の日記が出てきたのである。

主に18の誕生日から書き初めて、気まぐれに書いたり書かなかったりしたものだが、それは数十冊に上る。

その他にそれ以前にもっと気まぐれに書いていたものが数冊、交換日記が数冊、それと一緒にこっぱずかしい詩集とイラスト集も数冊入っていた。

つまり私の恥セットである。

こんなものが人に目に触れてはたまらないから、丈夫な紙袋に入れてガムテープでグルグル巻きにしてあったはずだが、酔っ払ってひっちゃぶいて開けてしまったのだ。

そんな恥ずかしいものは捨ててしまえば良いのだが、詩も日記も絵も、当時一生懸命書いた物である、人には見せられないが、自分には愛着があるのである。

しかし改めて見たが、酷い(笑)

そういった方面の才能があったわけではないのだ、中高生にありがちな夢見る乙女の世界が炸裂していて、目を覆いたくなる。

時が経つほどにこういう世界とのギャップが大きくなってくるのだろうか。

実はこれでも過去に随分処分して、厳選してあったはずである。

ということはここに残されたものは中でも上出来だったはずだが、冗談じゃない、書いた本人が見たくもないこんなもの、とっておいてどうするのだ、これはもういちど選別し直さないと、死ぬに死ねない。

・・・じゃあ何でいっそ全部捨てないのかと言われそうだが、そこはアレだ、やっぱり読み返すと懐かしいものがあるのだ。

アルバムなのである。言葉のアルバム。

自分で書き残した事は、時間が経ってもリアルに思い出せるものなのだ。私がブログを続けている理由はそこにもある。

しかし若い頃の文章というものは稚拙で、自分本位で、感情的で、こちらも読むに耐えないものが多い。

なので18歳より前のものは、残したいページだけを残して破って捨ててしまってあった。

18歳がボーダーになっている理由は、その誕生日に改めて日記をつけ始め、それが30歳まで続く事になる(間に何年も何回も抜けるが)スタートだからである。

そのメイン日記以外は全てガムテープでグルグル巻きにして、あとは捨てるだけの状態にしてしまった。

こうして18歳からの日記数十冊だけが残ったが、中をパラパラ覗いてみた。

18歳。

寝てばかりであるEE:AE4E6

最後は30歳を過ぎていると思われるが、鬱状態に入っており、毎日病的な呟きが延々と綴られ、ゲンナリした。

こんなものをとっておいて、どうするのか?という思いがよぎった。

これは私が自堕落に生きて、そのせいで鬱になって気違いと化した記録と言ってもいい。

実は、何年かに一度ぐらいはこの日記の存在を思い出してランダムに読み返し、私は自分の人生を客観的に見て笑っていた。こいつアホか、と。

しかし43歳、ついに笑えなくなったのである。

一度はガムテープを手に取ったが、ううっ、しかしこれは紛れもなく私の人生で、恥であっても思い出なのである。パンクのような言葉の羅列は闘病記なのである。

誰にも見られないようにするには、今までどおり袋に入れてガムテープで巻いて「絶対に開けないで!」と書いておけばいいだけだ。

読み返したければまた破いて出せばいいし、その時に捨てたいと思ったら捨てればいい。

結局今回も捨てられなかった。

しかしNo.11がないEE:AEAC6

いつからないのだ??

ずっとなかったのか??それならまだいいが、酔っ払って開けた時に変なところに置いたとなったら一大事である。

やはり日記をとっておく事は、危険な事なのだろうか。