負けた・・・。
私とした事が、ダンナに負けた・・・。
久しぶりのファミリーカラオケだ。
東村山のシダックスで午前11時から午後7時までのフリータイムに飲み放題をつけるのがいつものコースだが、予約をしようと電話をしてみたら、正月形態になっていてフリータイムはないと。
最長のパックで3時間と言うが、3時間EE:AE4E6
3人で3時間では短すぎだ。
その後清瀬店に電話をしたら、こちらではフリータイムがあったので予約をして行ったのだが、行ってみたらこちらも正月形態で飲み放題がつけられないと言う。
1杯ずつ払って飲んだら、とんでもない料金になってしまうだろう。
しかし飲み放題をつけるならやはり3時間であった。
「じゃあ3時間で帰ればいいじゃんEE:AE4E5」娘ぶー子に説得され、しぶしぶ妥協する43歳。
しかしこの時点で他店に続く事を目論んでいたとは誰も思うまい。
実はネットで清瀬周辺を調べた時に、他にもカラオケボックスがある事をインプットしてあったのである。
とは言え、3時間は3時間だ。もう1軒行ってくれるかどうかは、その時にならないと分からないのである。これはこれで満足いく結果にしなくてはならない。
ぶっ飛ばして飲んだ。
1杯ずつ持ってこさせるのは悪いので、自分のを飲み干すとダンナのを半分もらって2杯空にしてから注文した。
それを見たぶー子はビビり、「飛ばしすぎるな」「ジュースを飲め」と牽制する。
彼女は外で私が泥酔する事を恐れているのだが、序盤に「コマネチ~EE:AE5BE」とやっても笑っていたくせに、後半になるとジャッジが厳しくなり、ダジャレひとつで怒り出す始末だ。
のびのび飲めん。
3時間で終わった。
私はすぐに「歌うんだ村清瀬店」に行く事を提案したが、恐れをなしたぶー子はここで脱落した。
場所が分からないので交番で聞く事にしたのだが、中にいたのは年配のおまわりさんふたりだけで、「歌うんだ?」「おい、歌うんだ、知ってるか?」「あー、歌うんだね、歌うんだは向こう側にあったんじゃないか、ちょっと今調べる」と頼りない。しかしなぜ年寄りは語尾を落とすのか。覚えきれないのか。
歌うんだ村は、駅の向こう側にあったはずである。
言われた通りにそこに向かったが、そこは昔良く行ったカラオケキララであった。
しかしもうそこはキララでも歌うんだ村でもなくなって、持ち込み自由の地味なカラオケボックスになっていた。
持ち込むのも面倒だし勝手も分からないので、ホームグラウンドに移動する事にした。
新秋津だ。
ここの歌うんだ村もしょぼいっちゃしょぼいが、安いのである。もう歌えればいい。
分かっちゃいたが、やはりしょぼい(笑)
そもそも機種が恐ろしく古いが、音も酷い。
シダックスの後だから良く分かってしまうのである。まるでわざわざ低音をカットしたようなサウンドだ。
こういうところはBOSEのスピーカーとか使ってんじゃないのか、と上を見上げると、「歌うんだ村」とスピーカーには書かれていた・・・何だそりゃ。
まぁ歌えりゃいい、今となっては何を歌ったのか1曲しか思い出せないほど酔っていたのである。文句を言う筋合いではない。
2時間で店を出ると、バスに乗る。
ダンナはさらに漣に行くと言ったが、もう私は飲み過ぎて限界だ。
ちょっと寝たら行く、と言って別れたがそのまま爆睡、起きたら二日酔いが始まっていた。
一方ダンナは、12時ごろにヘロヘロになって帰って来た。ワイン1本ひとりで空けてきたらしい。
負けた・・・。酒でダンナに負けるなんて・・・。
しかしだ、お陰で今日の私は二日酔い知らず、ダンナはグッタリだ。
気分がいいので今夜も飲もうと思う。