人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

タフガイズ、集結。

つくづく、良く飲んだ。

しかしもっとタフな人間が近くにいる事を再確認した夜であった。

カラオケだ。

7時までのフリータイムだ、急いで行ったところでそんなに歌えるものでもないだろうと思っていたが、昨日は時間いっぱい歌っていたのだ。

飲み過ぎが続くとそれがしっかりした下地になるのか、悪酔いしないような気がしないでもない。

7時の時点でも比較的しっかりしていたんじゃないかと思われる・・・、ハタから見ると意外とそうでもない事もあるみたいだが。

もうDAMは当分いい、と確信した。

音は悪いが、JOYSOUNDの機能にハマッてしまったのだ。

個人データを登録できるようになっているのだが、それを呼び出すためには前回登録したパスワードとIDが必要だ。

ログインから始まるカラオケタイムなのである。

しかしやはり、そのどちらも忘れてしまっていた。

それらしいのを入れていくが、IDとパスワードと「2つ」というのがクセモノで、なかなかこの組み合わせが分からない。

最初の1時間はこの作業で終わったと言っても良い。

私はどうにかログインを果たしたが、とうとうダンナは思い出せず、新しく登録する羽目になった。

見ると、前回歌った曲も26曲まで記録してあったのだ。

それは最後の26曲であり、ハードロックとパンクと「ハナミズキ」という、末期的選曲であった。

スコアの記録も残せるようになっていたので試しに「ハナミズキ」を歌ってみたが、(早い段階の「ハナミズキ」にダンナは驚き、泣くから歌ってはいけない、とオロオロしていた)4百何十何位という恥ずかしい結果であった。

この曲は何度も歌っていて、どちらかと言うと得意な方であったので私はショックを受けた。

こうなったら何でもいいから、いいスコアを残したい。

ジャーニーだ。

昔大好きだったジャーニーなら腐るほど聴いたので、たとえ下手でも完コピは可能だ。

どうせ相手は機械じゃEE:AE4E5

感動などさせる必要はない、2コーラス目にしか入っていない余計なオマケをキッチリ正確に再現してみせるッ。

どうだッ!!

ぽ子にスティーブ・ペリーを歌わせてみればこんなもんである、エヘン。

しかし実は、参加人数はたったの3人だった(笑)

しかも結果は2位。

こうなったら何が何でもこの曲で1位をとりたくなるのが人情だ。

1位のアンタ、次に来たら順位が変わっていて驚くなよEE:AE4E5

こうして変な方向に走り出したために、「楽しむ」という事を忘れて戦い続けていた。

ダンナは、絶対に他に参加者がいないと思われる曲を入れて1位になってニンマリしていたかと思ったら、今度は、大勢の中で1位にならなくては意味がない、ビートルズで1位になる、と言ってムキになってみたり、彼なりに楽しんでいたようだが。

7時までキッチリ歌い、ラーメンを食べたところでスーさんに電話をした。

カラオケ中に電話があり、ライブのDVDができたから良かったら取りにおいで、と言われていたのである。

今思えばスーさんはなかなか電話に出なかったが、もうしこたま飲んで寝ていたところを起こしてしまったんじゃないかという気がする。

スーさんも、バンドのメンバーで集まって昼から飲んでいたらしいのだ。

ラーメンにニンニクをたっぷり入れたことを忘れたまま、漣に行った。

スーさんはアイスクリームを食べながら「ども~♪」といつもの調子で現れたので、爆笑だ。

漣のマスターがディグラスで飲んでるというので、そっちに行く事になった。

マスターは奥様と飲んでいたのだ。

ステージがある店で、ここで奥様とピンクレディを・・・(笑)

実は奥様とのピンクレディは2度目である。

定番化の予感EE:AE595

漣に戻ったら、ライブのDVDを流しながら飲む。

いつの間にか下の店からタケダさんが現れ、反省会のような夢のような話をして時間が過ぎていった。

ここで私は潰れる。

ダンナに起こされて店を出たのだが、朝飲むジュースがなかったので(二日酔いは喉が渇くのである)ダンナが買いに行った。

私はもう歩ける状態じゃなかったようでベンチで待たされたのだが、「絶対にそこを動いちゃダメだよ!!絶対!!いい!?大丈夫!?」と何度も何度も念を押された事を覚えている。

子供並みである。

しかもちゃんとそこで待っていたことに、ダンナは驚いたとの事であった。

「吐いた・・・。」

朝を越えて昼、ダンナは寝室に現れてゲンナリして言った。

こんなんでも二日酔いがキツかったのはダンナの方である。

かと言って、私が楽だった訳でもないが。

一番タフなのは、一中兄さん達である。