「私がウコンを飲んだ、という事は、本気出す、という事です。」
そういって始まった夜の宴である。
去年は(年が変わったというだけで、昨日を去年と言うのには抵抗あるが)娘ぶー子の彼氏リュウちゃんも交えて、4人の大晦日であった。
さぞかし賑やかになるかと思っていたが、なぜか気持ち悪くなってしまいあまり飲めず、1時を回った頃にひとりで寝てしまった。
何が悪かったのだろうか?
あまりに気持ち悪いので、食べたものが悪かったのかと思い返す。
いくらも飲んでいないのである。
よりによって1年のシメにこんな。
実はダンナに隠れて私とぶー子だけ、生ガキを食べた。
しかし、ぶー子はピンピンしている。
私だけ食べたものはあるか?
・・・あるな。
実は牛のタタキを作ったのだが、あまりにも生だったので、みんなに出す前に試し食いをしたのだ。
生過ぎたか。
とは言っても、時間的にはそこそこ焼いたつもりだが。
分からない。
分からないが、少なくともリュウちゃんには出せない。
そんな事を考えつつ、眠りに落ちていった。
気がついたらダンナの寝室で寝ていた。
リビングの隣なので、寝やすいのである。
しかし真っ暗。
和室。
和室、真っ暗。
私は、さっき見たテレビの心霊現象を思い出す。
2時から5時がヤバいんだよね、確かぶー子はそう言った。
寝てしまおう。
しかし、暗すぎて怖い。
枕元に小さな照明があったので、それをつける。
と同時に、こっちを向いた隣の時計が見えてしまった。
4時。EE:AEB64
もうダメだ、もう眠れない、自分の寝室に移りたい。
しかし腕の中にはえうEE:AEAA6が・・・。
怖くない、怖くない、と不自然な呪文を唱えながら、気がついたら寝ていた。
ハッピー・ニューイヤー。
新年からアクセスありがとうございます。
皆様にも良い年でありますようにEE:AEB86