人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ラストシーン

キャストは吉岡秀隆、大沢たかおである。

シーンはブリザードの吹きすさぶ北極。

あたりは氷と吹雪に閉ざされ、他には何も見えない。

二人はもう完全に方向感覚を失い、ただ足を前に運んでいるだけであった。

このままふたりともここで果てるのだろうか。

そう思った時、突然前方に、いつものあの駅の改札が現れるのである。

そこで吉岡は少しずつ大切な事を思い出してくるのだ。

自分には何かやらなくてはならない事があったはずだ。

そうだ、僕はここにいた。

自分の世界に帰ってきたのだ。

ここでやらなきゃならない事があるじゃないか。

それを教えるために大沢は僕を呼んだのだ。

そう、大沢はもう、何年も前にこの世を去っていた。

吉岡は大沢を振り向こうと迷ったが、振り向けばもう駅には戻れなくなることは何となくわかっていた。

ありがとう、大沢。

僕はこれから彼女に思いを伝えに行く。

ちゃんとここに武器もある。

ライト・ボウガン。弾はLv3貫通弾。

こいつでもう何匹もモンスターは狩ってきたから、自信はある。

課金コースに入っているから、彼女のフィールドには行けるはずだ。

これで彼女の胸を撃ち抜くのだ・・・・・・・。

そして吉岡は、ボウガンを片手に一橋学園の改札を抜けていったのである。

ジ・エンド。

そんな夢を見ていたので、寝坊するのである。

ちなみにこの話ははこのラストシーンだけであった。

それ以前は社内旅行の宴会でバカ騒ぎをしていた。

夢とは唐突で、とりとめもないものである。

月曜日。

一週間が始まった。

そして今週も決心する。

「今週こそ、金曜まで飲まない」と(笑)