人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

二者択一

「じゃあお父さんはどうなのEE:AEB2F

娘と妻の間に挟まれて、ダンナは冷や汗を流す。

いつもの事だ。

わがままな女同士でことごとく対立するが、最終的な選択を迫られるのはダンナである。

「えEE:AEB2Fあ、俺は別にどっちでもいいよ、ナハハ」

そしてたいがい、どっちでもいいなどと曖昧な返事をするのだ。

「ホラEE:AE4E5どっちでもいいっつってんだから、おかーさんがカラオケにすればいいだけじゃんEE:AEB30

「だから、今モンハンが入魂祭だから、ガンガン狩ってポイント入魂したいんだってEE:AE4E5

「んなもん、いつでもできんでしょーが、このゲームオタクEE:AE4E5

「入魂祭はいつでもやってる訳じゃないEE:AE4E5

「じゃあいいよEE:AE4E5お父さんと二人で行くEE:AE4E5

「お父さんも同じ猟団なんだから、ポイント入れてもらいますEE:AE4E5

カラオケEE:AE4E5

ネトゲEE:AE4E5

どちらも譲らない。秋葉原の駅のホーム。

「たまに娘がいるっつーのに、そんなにネトゲがいいかEE:AE4E5

「たまに家にいれば、そんなにカラオケかEE:AE4E5

「お父さんッEE:AE4E5

「お父さんッEE:AE4E5

「いやホント、俺はどっちでも…EE:AE5B1

「もー、おかーさんEE:AE4E5カラオケEE:AEB30

「モンハンの入魂、んEE:AE483

EE:AE483

EE:AE476

「分かった。家に帰ってからすぐモンハンやるから、100ポイント入魂したら行ってもいい。」

「え~EE:AEB2F疲れたとかかったるくなったとかナシだよEE:AEB30

フン、言うかEE:AEB80

両方欲張れるなんて、言う事ナシだ。

果たしてダンナがカラオケやモンハンをやりたいのか、とうとう誰も聞かなかった。

選択は最初から「カラオケorモンハン」のみである。

「本当にモンハンやってからカラオケ行くの…EE:AE483

西武新宿線の電車の中で、歩き疲れたダンナが弱々しく言った。

さぁ、どうでしょうか。

あと2、3時間もすりゃ、分かるだろうEE:AEB80

EE:AEAD9出先から携帯で投稿しています。コメントのお返しは少々お待ち下さいませEE:AEAD9