みんなの記憶からおとといのことが消え去るまで、どれほどの時間が必要なのだろうか?
昨日は実家の母と食事に行く約束をしていた。
午後1時。
私はうどん屋のトイレで、
吐いていた・・・。
家に帰ったのは朝の9時頃との事だったが、まるで記憶にない。
前夜は家で飲みながらダンナとゲームをしていたが、3時、ダンナが寝てから脱走して会社の飲みと合流したのだった。
カラオケボックスだ。
もう2時間しかなかった。
早く酔いを回したかった。
ワインを注文。
いつもは炭酸で割って飲んでいるのだ。原液状態である。
効いた。
次の場面は、もうベッドの上であった。
「断った方がいいんじゃないの?」
母との約束の時間が迫り、ダンナが起こしに来たのだった。
断るなんで出来ない。
もう7月からずっと延ばし延ばしにしてきたのだ。
這ってでも行かねば、オエー。
吐きながらもまだ酔っていた。
母との食事も今思い返すと、まるで夢のように遠い過去だ。
家に帰るとずっと寝ていた。
吐く、吐くぞ。
しかし気になっていたことがある。
カラオケボックスは朝の5時で閉まるのだ。
家に帰ってきたのは9時というから、それまで私は何をしてたのだろうか。
ちゃんと自転車は家の前に停めてあったが、こんな状態で自転車に乗って帰れるはずはない。
怖い。
聞くのが怖いが、とんでもない事をしていたら早いところ尻拭いをしなくては。
夜になってから飲んだ仲間にメールをしたが、わざとかたまたまかは分からないが、みんなきちんと教えてくれないのだ。
ますます恐ろしい。
とにかく分かった事は、私がグデングデンに酔って歩く事もままならず、タクシーで送られてきたことと玄関でゲロを吐いた事ぐらいだ。
自転車は別の仲間が乗ってきてくれ、タクシーでまた戻ったらしい。
あぁもうこれでも充分迷惑をかけている。
穴があったら入りたい。
そしてそこで一生暮らしたい。
で、9時まで何をしてたかというと、家の前で寝ていたらしい。
ひえっ、恥ずかしい!!
何とかぶー子に見えなかっただろうか。
二日経ったが、やっと従来の二日酔いぐらいまで回復した。
二日酔いも罪悪感も、罰である。
辛いがじっと耐えるしかない。