激辛モノのガイドブックに載っていたメニューがあったのだ。
MAGMAラーメンというものだが、それ目当てで出向いたのだった。
家を出たのが早過ぎて、着いたのは開店15分前。
しかしすでに行列ができていた。
その行列はどんどん延びていく。
なぜなら開店時間になっても店が開かないからである。
結局店が開いたのは11時45分を回っていた。後ろの奥様、キレてました。
しかものれんを出しに来た例のおばちゃん店員は、無言でベンチの客をどかし、土足でベンチに乗ってのれんを下げたそうだ。
お待たせも遅くなりましたも、ない。
「すげー度胸してんな。」と娘ぶー子がでかい声で言ったのでヒヤヒヤしたが、前に並んでいた女性も「ごめんなさいも言わなかったわ。」とたまげていた。
正直彼女の接客には、不愉快な思いをすることが多い。
そして券売機を見てガッカリした。
MAGMAラーメンにも補欠の鬼麺王にも、売り切れランプがついていたのだ。
ガイドブックに乗ってるメニューがないなんて・・・。
ぽ子、少々不機嫌に。
なので「辛特濃ライト」で。
辛さに段階があるとの事で、辛い方をチョイス。
おばちゃんの接客が怖いのでヒヤヒヤする。
しかし出てきたラーメンは素晴らしかった。
たっぷりのトッピングで華やかなもの。
女性店主の成せる業か。
キャベツ、もやし、ネギなどの野菜は飾りというにはタップリ乗っているし、大ぶりのメンマにのり、肉は分厚いチャーシューだけでなく、そぼろもしっかり入っている。
最後まで麺と一緒に楽しめた。
スープは「ライト」と言えどもトロトロで、結構な濃度である。
そこそこ辛いが、このまろやかさで辛さが尖らない。
しかし辛いものの定めで、辛さがスープの味を占めてしまいがちではある。
この濃度で何とかバランスをとってはいるが。
濃度と辛味のインパクトが強いので、麺の印象が薄い。
もっと強い麺でもいいんじゃないかという気がしないでもないが、硬めでお願いするだけでずっと良くなるんじゃないかと思う。
卓上に佃煮のような壷が置いてあったので入れてみたが、ニンニクと山椒か。
山椒の爽やかな辛味とニンニクの風味が絶妙であった。
辛くないラーメンだともっと純粋に楽しめたかもしれない。
トロトロのスープにはいつまでもトッピングが残り、ついつい全部飲み干してしまった。
美味しかった。
けど、1回食べればいいかな??
次こそMAGMAを食べてみたい。
「お待たせしてすみませんね。ラーメン、どうでした??」
みさえちゃんと呼ばれる店主の接客で、不愉快な思いをした部分を何とかチャラにできる。
ま、いいか。
こうしてまたこの店に向かうのである。
ぽ子評価です。5段階で、
スープ:辛くてトロトロ。「4」
麺:もっと強い方が好き。「3」
具:ボリューム大。「5」
総評:3に近い「4」かな?
「辛特濃」ライト