人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

うえだ@志木

激辛モノのガイドブックに載っていたメニューがあったのだ。

MAGMAラーメンというものだが、それ目当てで出向いたのだった。

家を出たのが早過ぎて、着いたのは開店15分前。

しかしすでに行列ができていた。

その行列はどんどん延びていく。

なぜなら開店時間になっても店が開かないからである。

結局店が開いたのは11時45分を回っていた。後ろの奥様、キレてました。

しかものれんを出しに来た例のおばちゃん店員は、無言でベンチの客をどかし、土足でベンチに乗ってのれんを下げたそうだ。

お待たせも遅くなりましたも、ない。

「すげー度胸してんな。」と娘ぶー子がでかい声で言ったのでヒヤヒヤしたが、前に並んでいた女性も「ごめんなさいも言わなかったわ。」とたまげていた。

正直彼女の接客には、不愉快な思いをすることが多い。

そして券売機を見てガッカリした。

MAGMAラーメンにも補欠の鬼麺王にも、売り切れランプがついていたのだ。

ガイドブックに乗ってるメニューがないなんて・・・。

ぽ子、少々不機嫌に。

なので「辛特濃ライト」で。

辛さに段階があるとの事で、辛い方をチョイス。

おばちゃんの接客が怖いのでヒヤヒヤする。

しかし出てきたラーメンは素晴らしかった。

たっぷりのトッピングで華やかなもの。

女性店主の成せる業か。

キャベツ、もやし、ネギなどの野菜は飾りというにはタップリ乗っているし、大ぶりのメンマにのり、肉は分厚いチャーシューだけでなく、そぼろもしっかり入っている。

最後まで麺と一緒に楽しめた。

スープは「ライト」と言えどもトロトロで、結構な濃度である。

そこそこ辛いが、このまろやかさで辛さが尖らない。

しかし辛いものの定めで、辛さがスープの味を占めてしまいがちではある。

この濃度で何とかバランスをとってはいるが。

濃度と辛味のインパクトが強いので、麺の印象が薄い。

もっと強い麺でもいいんじゃないかという気がしないでもないが、硬めでお願いするだけでずっと良くなるんじゃないかと思う。

卓上に佃煮のような壷が置いてあったので入れてみたが、ニンニクと山椒か。

山椒の爽やかな辛味とニンニクの風味が絶妙であった。

辛くないラーメンだともっと純粋に楽しめたかもしれない。

トロトロのスープにはいつまでもトッピングが残り、ついつい全部飲み干してしまった。

美味しかった。

けど、1回食べればいいかな??

次こそMAGMAを食べてみたい。

「お待たせしてすみませんね。ラーメン、どうでした??」

みさえちゃんと呼ばれる店主の接客で、不愉快な思いをした部分を何とかチャラにできる。

ま、いいか。

こうしてまたこの店に向かうのである。

ぽ子評価です。5段階で、

スープ:辛くてトロトロ。「4」

麺:もっと強い方が好き。「3」

具:ボリューム大。「5」

総評:3に近い「4」かな?

「辛特濃」ライト