人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

しかし

昨日のその後の6時間である。

DVDを観ながら飲み、その後はゲームをやって終わってしまった。

そこそこ飲んだので結構酔った。

そして、ゲームと言えどもその時私がやっていたのはスロットであり、スリーセブンを立て続けに出して非常にゴキゲンであった。

しかしいつか週末とはお別れの時が来るのである。

私はやがてくる明日のためにゲームの電源を落とし、歯を磨いていたが、その時娘ぶー子がリビングに入って来た。

そうだ、もう春休みは終っているのだった。

「明日は何時に朝ご飯を食べれればいい?」

口中フガフガさせながら聞くと、ぶー子はサラッと答えた。

「あぁ明日?

5時半でヨロシク。」

私は歯ブラシを口に突っ込んだまま固まった。

「ご、5時半!?6時半の間違いじゃ・・・。」

「う~ん、そうだね、じゃ5時40分。」

・・・その10分、別に有難くない。

で、起きたのは結局5時40分である。

もしかしてぶー子も寝坊してくれないか、そんな気持ちがよぎったが、なんとぶー子はもうちゃんと起きていたので私はキッチンに急いだ。

私は思い知ったが、5時40分とは人間の起きる時間ではない。

二日酔いもあるが全く頭も体も言う事を聞かず、まるで催眠術にでもかけられているように朝ご飯を作った。

献立はフレンチトーストである。

しかし流し台には昨日書いた「フレンチトースト、たまご、サラダ」の紙が乗っていた。

酔って何を作るのか忘れそうだったので書いておいたのだ。

だが不可能である。

しかもこれからはここに弁当が加わるのだ。

明日からどうしよう・・・。

本気で涙が出そうであった。

こんな感じだったのでダンナが起きてくるのを待たず、フレンチトーストを焼いたらベッドに直行した。

二度寝生活脱出はあと4年後に延期である。

私はこの4年間、ぶー子にちゃんとした弁当を持たせると決心し、新しい弁当箱を2つ購入したのだった。

「やっぱりダメだった」の結末ではあまりにもぽ子である。

しかしだよ、しかしなのだ。しかしなのだよ。

しかしなのだ~~~!!(泣)