ぽ子は39歳にもなってゲーマーである。
まぁ「スーパーマリオブラザーズ」は私達の時代のものだ。そんな世代なのかもしれないが。
先日、進行中のゲームをクリアした。
やはり、仮にどんなクソゲーでも、エンディングを見るのは感無量である。
そして次にやるゲームを選ぶ時の気持ちの晴れ晴れしさと言ったらない。
私が次にチョイスしたのは、ドラクエⅧだ。
もはや新しくもないだろうが、当時発売してすぐに買ったものである。
あれこれソフトがたまっていて、今日まで後回しになっていたのだ。
そしてこれは、ダンナが先に手をつけていたゲームでもある。
手をつけた、という言い方をしたのは途中で放棄しているからだが、ついに追いついたのだ。
追いついた、というと私のペースが遅いようだが、私はそれまでに友人から借りたソフトを数本終わらせている。
遠回りをして、そしてほったらかにしているダンナについに追いついたのだ。
「ドラクエ、始めました。」
「冷やし中華始めました」ぐらいのノリでダンナにメールしたら、彼もそろそろ再開しようと思っていたところだったと言った。
どこまで本気かはわからない。
FF10-2はエンディングを目前にして完全にやる気をなくして半年ほど放置されていたので、旅先に持っていって「イベントハイ」の勢いで強引にやらせて終わらせたのだ。
もうダンナのドラクエも終わったと思っていたのだが。
そして今、ダンナは久しぶりにコントローラーを握っている。
しかしゲームは「クラッシュバンディクー4」であった。
これこそ私も難しさのあまりに途中で放棄し、その事実すら忘れていたゲームである。
「うわっ!!」
「お~~!!」と様々な感嘆詞を出しながら、その世界に入っている。
いつもならボーッとテレビをただ見ているだけのダンナの、生き生きした姿である。
ゲームをやっている姿を「生き生きした」と感じる価値観に疑問を抱く人もいるかもしれないが、少なくとも「受け身」ではない。
我が家のゲームの地位は高いのだ。
生活が侵されない限り。
少年よ、大志を抱け!!
中年よ、コントローラーを握れ!!