人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

『誇り』か『親バカ』か

進路相談の一件をよそに、ぶー子は遅くまで文化祭のダンスの練習をしてから帰って来た。

よ、では大学の話でもと思ったら

「お願いがあるんだけど」と来た。

・・・ウン。

何となく想像はつく。

今日はダンスの練習の後は寝ないでコレだと言っていたのだ。

私はタダでは動きたくない人間なから、あれこれ交換条件を考えた。

しかしぶー子が、自分の進路を後回しにしても注ぎ込んでいるものである。

本人も相当バテている。

皿洗いでもさせたいところだったが、ひと肌脱いでやるか。

後で孝行せいや。

で、ぶー子の頼みとは、バンドでやる曲の、今度はコーラスの音拾いである。

これは彼女のバンドであり、彼女がやると言って引き受けたものだ。

できないものはできないと言うべきだし、やると言ったら自分で背負うべき事なのだが。

私も元バンド女のはしくれである。

やってみたいと血が騒ぐし、プライドがあるのだ。

先の記事に書いたように、私は母親としては失格だろう。

しかしせめてひとつ、おかんには敵わないというものがあってもいいじゃないか。

ぶー子がよこした音源は、いわゆるMP3プレイヤーというものに収録されていた。

ダンナが以前使っていたもので、今分かったが、曲の中での細かい早送りや巻き戻しができない。

曲の頭に戻るか、曲の終わりに飛ぶかなのだ。

だから、サビのコーラスまでボケッと流す事になる。

私は暇ではない。

しかし実は今夜は飲んだ。

珍しく残業だったのだが、みんなでバタバタと忙しくしている時にグッティ氏が「ビール飲みてえ!!」と言ったのが決め手だ。

ぶー子がダンスの練習から戻った時点ですでにゴキゲンだったが、なになにコーラス、ハイハイやります。

しかしサビまでのこの無益な時間。

だからこうしてブログの更新を平行しているのだ。

奴め、コーラス以前に、私がコピーしてやったベースをもう忘れかかっていたが、それでも更なる耳コピに挑む私は親バカか、元バンド女の誇りか??