人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ヘアスプレー

あちゃ~、またミュージカル映画だ(汗)

と、たじろいだものの・・・・・・。

            

     監督:アダム・シャンクマン

     キャスト:ニッキー・ブロンスキー、ザック・エフロン

太った体なんて気にしないで、目一杯おしゃれをして、ダンスに夢中の女子高生のトレーシー。

その踊りの上手さを認められ、憧れのダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」のレギュラーになれたが、「あんなデブなんか使えない!」と彼女を降ろそうとする、ライバルのアンバー母娘。

ダンスのうまい黒人や、太っていても愛嬌があり人気が出てきたトレーシーらが目障りになったアンバーの母ベルマは、遂に彼らを締め出す事にするのだが・・・。

時代は60年代、まだまだ差別のはびこる頃である。

マイノリティを締め出そうとする人間もいるが、新しい一歩を切り開こうとする人間もいる。

トレーシーもまた、黒人達の輪の中に入り、プラカードを掲げて歩く事になる・・・。

げぇ、ミュージカル!!と思ったのはほんの最初だけで、すぐにこの夢のような世界に入り込んだ。

60年代、カラフルでキュートな時代だ。

ダンスにデートにヘアスプレー。

ストーリーも、差別に立ち向かうという正義感溢れるもので、観ていてとても気持ちがいい。

何せ、いい人はどこまでもいい人で、悪いヤツはどこまでも悪いヤツなのだ。

分かりやすく、裏切らず、スカッと気持ちがいい。

そして、キャストの男の子、女の子が皆、底抜けに可愛いのだ。

トレーシーの笑顔、リンクのウィンク、アメをくわえたペニー、ダンスのうまい黒人達。

驚いたことに、トレーシーの母親役は、ジョン・トラヴォルタであった。

父親役はディア・ハンターのニックを演じたクリストファー・ウォーケン!

あの時命を懸けてロシアンルーレットに興じていた彼が、とぼけたオヤジになっていてこちらもビックリだ。

観終わったらとてもハッピーな気持ちになっていた。

60年代、ダンス、ここへミュージカルのテイストが加わって、とてもいい作品になっていると思う。

ぽ子のオススメ度 ★★★★★

ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 楽しかった!

ぶー子のオススメ度 ★★★★☆ 幸せな気持ちになれた!