あちゃ~、またミュージカル映画だ(汗)
と、たじろいだものの・・・・・・。
監督:アダム・シャンクマン
キャスト:ニッキー・ブロンスキー、ザック・エフロン
太った体なんて気にしないで、目一杯おしゃれをして、ダンスに夢中の女子高生のトレーシー。
その踊りの上手さを認められ、憧れのダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」のレギュラーになれたが、「あんなデブなんか使えない!」と彼女を降ろそうとする、ライバルのアンバー母娘。
ダンスのうまい黒人や、太っていても愛嬌があり人気が出てきたトレーシーらが目障りになったアンバーの母ベルマは、遂に彼らを締め出す事にするのだが・・・。
時代は60年代、まだまだ差別のはびこる頃である。
マイノリティを締め出そうとする人間もいるが、新しい一歩を切り開こうとする人間もいる。
トレーシーもまた、黒人達の輪の中に入り、プラカードを掲げて歩く事になる・・・。
げぇ、ミュージカル!!と思ったのはほんの最初だけで、すぐにこの夢のような世界に入り込んだ。
60年代、カラフルでキュートな時代だ。
ダンスにデートにヘアスプレー。
ストーリーも、差別に立ち向かうという正義感溢れるもので、観ていてとても気持ちがいい。
何せ、いい人はどこまでもいい人で、悪いヤツはどこまでも悪いヤツなのだ。
分かりやすく、裏切らず、スカッと気持ちがいい。
そして、キャストの男の子、女の子が皆、底抜けに可愛いのだ。
トレーシーの笑顔、リンクのウィンク、アメをくわえたペニー、ダンスのうまい黒人達。
驚いたことに、トレーシーの母親役は、ジョン・トラヴォルタであった。
父親役はディア・ハンターのニックを演じたクリストファー・ウォーケン!
あの時命を懸けてロシアンルーレットに興じていた彼が、とぼけたオヤジになっていてこちらもビックリだ。
観終わったらとてもハッピーな気持ちになっていた。
60年代、ダンス、ここへミュージカルのテイストが加わって、とてもいい作品になっていると思う。
ぽ子のオススメ度 ★★★★★
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 楽しかった!
ぶー子のオススメ度 ★★★★☆ 幸せな気持ちになれた!