ソウルの神様、レイ・チャールズの物語である。
監督:テイラー・ハックフォード
キャスト:ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン
7歳で視力を失ったレイだが、優しく厳しい母親の教えを守り、施しを受けずに自立する旅へと出る。
しかし盲目の黒人である。時代は人種差別のはびこる50年代、音楽で自立しようとする彼には数々の困難が待ち受けていた。
そして女、金、薬、名声に溺れていくレイ。
どこまで昇り、どこまで堕ちていくのだろう・・・。
ストーリーとしてはありがちなものだが、実話であるというだけで惹きつけられるものがある。
誰しも同じ状況になれば陥りかねない人生なのだ。
あり得なくはない、しかし非凡な人生。
それがいい距離で私たちを捕える。
そして、彼に振り回され愛想をつかしながらも離れられない妻・ビーの強さがまた胸を打つ。
彼女がレイの人生を支えていた事に、彼はいつ気付いたのだろうか。
2時間半という長めの映画だったが、飽きることなく観ることができた。
曲もいい感じに入り、まるでその場にいる観客のように楽しめた。
ただ最後のまとめ方がちょっと乱暴か。
バタバタバタッと強引に終わらせた感がないでもない。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 思いがけない人生だった
ぶー子のオススメ度 ★★★☆☆ 思ったより面白い