生ビールで乾杯。
う、飲めなくはないが、先行き不安な味である。
約3ヶ月ぶりのカラオケだ。
花粉症でしばらく来れなかったが、やっと解禁になったのだ。
しかしひどい二日酔いである。
夜だったらもうちょっと良くなっていたかもしれないが、まだ昼の2時頃であった。
前日の酒の影響は、どれぐらいですっかり消えるものなのだろうか。
またしても洋楽の歌本が消えていた。
確か前回はあったはずだが。
「洋楽の歌本、あったら古くてもいいので欲しいのですが。」と若い男の子の店員に言うと、「古いものは破棄してるんですよね・・・、ちょっとお待ち下さい。」と引っ込んだ。
そして「こちらでよろしいですか??」とちゃんと洋楽対応の歌本を持ってきてくれたのだ。
なんていい子なの。
ぶー子の婿にしたいわ。
ここからはしばらく読書である。
酔いが回らないうちは、なかなか歌う曲が見つからない。
この曲はもっと酔ってからの方が気持ちいいだろう、
この曲はまだ声が出ないだろう、
そんな感じでなかなか決まらない。
1冊じっくり読んでしまった。
その間にダンナは何曲か歌った。
う~ん、テンション、上がらない。
これは無理にでも飲んで、酔うしかないな。
ウィスキーのソーダ割りをダブルで2杯ずつ頼んでいった。
しかしやっとマイクを持って歌ってみたら、ひどい鼻声である。
実はちょっと前に風邪をひいてしまい、いまだに鼻がグズグズいっていたのだ。
最悪だ。
私はこんな時のために、強い点鼻薬を持ってきてあった。
これを鼻にたらし、ウィスキーをあおるように飲んだ。
気がついたら朝である。
記憶がない。
口の中が猛烈にニンニク臭かったから、またラーメン食べて帰ったのだろう。
「今回もまるで覚えてない」とダンナに言うと、
「もうやめたら?ラーメン。」とぶっきらぼうに言った。
正論である。
しかし、結局は薬も酒も効いて、ガッツリ歌ってきた。
今日になったら声がカレカレだったが、やはり時々こうやって大声で歌うのは、精神衛生上いい事だと思う。
カラオケシーズンの幕開けだ。