人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

グロッキー

最初に目が覚めた時にはまず、「飲める。これなら今日も飲めるぞ。」と思ったんだけど、次に目が覚めた時にはかなりヘビーな状態であった。

ダンナが「ラーメンは??」と聞いてきたが、もうコッテリとかとんこつとか聞いただけで上がってくる感じだ。

じゃあ何ならいいんだ?

考えようと思うけど、頭を使うと頭痛を誘発する。

なのでつい楽な方に逃げたくなり、昨日食べたものや昨日の出来事をあてどもなく思い出してしまう。

覚えてないだけかもしれないが、意外と普通だったな。

ちゃんと家の鍵を開けられたし、誰も起こさずに寝ることもできた。

しかしこの酷い頭痛と吐き気は何だ?

最後の方の記憶が飛び飛びである。

翌日ゴルフがあるからと来るのを渋っていた課長は、今頃クラブを振っているのだろうか。

ラーメンカテにも書いたが、ジャンクなみそラーメンが食べたくなった。

1時間かけて布団から起き上がり、ラーメン屋に向かった。

「・・・臭い。」

車に乗るとダンナはそう言って窓を開けた。

「そんなに酒臭い??」

「酒だけじゃない。なんつーか、色々混じったあの・・・酒宴の臭いだ。」

酒宴・・・。

確かに体内にはまだ酒宴が残っている感じであった。

ラーメンを食べたらだいぶ楽になった。

いつもならまた酒を飲むところだが、さすがにまだそこまでは戻っていない。

ダンナはF-1の予選を観始めるし、暇である。

予選が終わるまで観るのを妨害して過ごし、そのあとはベッドで「ねこぱんち」というマンガを読んだ。

「ねこぱんち」を読んでいたら眠くなった。

うちのねこぱんちは私の横でグッスリ眠っている。

私も眠る。

7時に起こされた。

朝ではない。19時だ。

全くお腹は空いてないが、晩ご飯の買い出しだ。インディアンのふんどしだ。

ダンナはK-1を観ている。

テーブルには買い出してきた惣菜が並び、なぜか私はまた飲んでいる。

最初の1杯が入ればもうこっちのもんだ。

酒宴が始まる。