最初に目が覚めた時にはまず、「飲める。これなら今日も飲めるぞ。」と思ったんだけど、次に目が覚めた時にはかなりヘビーな状態であった。
ダンナが「ラーメンは??」と聞いてきたが、もうコッテリとかとんこつとか聞いただけで上がってくる感じだ。
じゃあ何ならいいんだ?
考えようと思うけど、頭を使うと頭痛を誘発する。
なのでつい楽な方に逃げたくなり、昨日食べたものや昨日の出来事をあてどもなく思い出してしまう。
覚えてないだけかもしれないが、意外と普通だったな。
ちゃんと家の鍵を開けられたし、誰も起こさずに寝ることもできた。
しかしこの酷い頭痛と吐き気は何だ?
最後の方の記憶が飛び飛びである。
翌日ゴルフがあるからと来るのを渋っていた課長は、今頃クラブを振っているのだろうか。
ラーメンカテにも書いたが、ジャンクなみそラーメンが食べたくなった。
1時間かけて布団から起き上がり、ラーメン屋に向かった。
「・・・臭い。」
車に乗るとダンナはそう言って窓を開けた。
「そんなに酒臭い??」
「酒だけじゃない。なんつーか、色々混じったあの・・・酒宴の臭いだ。」
酒宴・・・。
確かに体内にはまだ酒宴が残っている感じであった。
ラーメンを食べたらだいぶ楽になった。
いつもならまた酒を飲むところだが、さすがにまだそこまでは戻っていない。
ダンナはF-1の予選を観始めるし、暇である。
予選が終わるまで観るのを妨害して過ごし、そのあとはベッドで「ねこぱんち」というマンガを読んだ。
「ねこぱんち」を読んでいたら眠くなった。
うちのねこぱんちは私の横でグッスリ眠っている。
私も眠る。
7時に起こされた。
朝ではない。19時だ。
全くお腹は空いてないが、晩ご飯の買い出しだ。インディアンのふんどしだ。
ダンナはK-1を観ている。
テーブルには買い出してきた惣菜が並び、なぜか私はまた飲んでいる。
最初の1杯が入ればもうこっちのもんだ。
酒宴が始まる。