人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

二日酔い~しゃぶしゃぶ

内容が1日遅れで、昨日の事。

イベントで悪酔いして記憶をなくしたままベッドに入ったようだ。

朝方猛烈に吐き気がしてトイレに駆け込んだ。

するとそこにはジーパンが、上からストンと脱いだ状態で立体的に立っていた。

どかんかい邪魔だ、とそいつをどかし、便器に顔を突っ込んだが、

「ゲフ~~~☆」というゲップが出ただけであった。

恐らく夜のうちにあらかた吐いてしまったのだろう。

部屋に戻ると今度は喉の乾きが襲って来た。

うー、動きたくない、あ、これは。

床にミネラルウォーターの飲みかけのペットボトルが転がっていた。

ダンナだか私だか、ナイス~~~。私の訳ないか。

枕元には、おおっ、いつからか出しっぱなしのナロンエース!!

これだから出しっぱなしは止められません。

お陰で次に目が覚めた時はずいぶんスッキリしていた。

スッキリしていたから、エルを西川口の病院に連れて行くことにした。

退院する時に、半年ぐらいしたら一度診せに来いと言われていたのだ。

そう決めたのはいいが、もう時間があまりない。

急いで家を出たが、どんどん間に合わない臭いがしてきた。

酒臭いはずだからどこかでアメかガムを買いたかったが、結局全く余裕がなかったからくそゲロウォッカトニック臭のまま到着。

「あれからもうすぐ1年経つのかぁ・・・。」

先生はカルテを懐かしそうに見ながら微笑んだ。

エルはやはりブシュー!!と怒り、連れてきたキャリーバッグに逃げ込んだ。

そのさまが面白くて親バカ夫婦は後で「かわいかった」と褒め称えたのだが、結局キャリーから出さずにそのまま診察になった。

結果は、まぁまだ骨格に問題はあるけど命には関わらないだろうということだった。

後は何かあったら来て下さい、とのことで、もう定期的に来る必要はなくなった。

「もうこれで終わりかぁ。」

帰りの車でしみじみ思う。

「もっと見せたいのにねぇ。」

「勝手に連れてくるか。」

「どこも悪くないのに?」

「かわいいですか?って(笑)それだけ。」

この病院では、1ヵ月半の入院生活の半分を過ごした。後半の瀕死状態からだ。

毎日面会に行った。色んな思いのある場所だ。

もうここに来ることがあってはいけないのだが、寂しい気持ちが残る。

それにしても二日酔いであった。

スッキリしたといってもそれはあくまでも「当社比」で、ゲロゲロゲーがオエップぐらいになっただけだ。

途中のコンビニでみそ汁を買って飲む。

ダンナは横で納豆巻を食べていたが、かぶりついた逆側から納豆がムニュッと出てきて、とっさにそれを手でキャッチした。

どうするのかと見ていたら、ズルズルズルッと口で吸い上げた。

「・・・妖怪みたいだ・・・。」と率直な感想を述べると、「妖怪ネバズル王子」と彼は答えた。王子って・・・。

恒例のラーメンだが、晩ご飯にしゃぶしゃぶの食い放題に行くことにしたので我慢した。

ひとり500円引きのキャンペーンをやっていたのだ。

だからカップうどんを家で食べ、録画した「ポチたま」を観たが、あっという間に寝た。

夜は夜でしゃぶしゃぶをたらふく食って、家に帰ったら「あいのり」をベッドで寝っ転がって見ているうちに眠くなり、そのままテレビも電気もつけっぱなしで寝てしまった。

幸せな寝入りである。マイフェイバリットなナンバーである。

こうしてこの3連休もだらしなく終わっていったのである。