人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ケンタだやっほ~

ガシュガシュ、という音で目が覚めた。

その時気がついたが、いつもこの音に一度起こされる。

次の瞬間、ガバッと跳ね起きて、

「コラダメー!!」と叫んでいた。

ラだ。

ラと寝ると朝方お腹を空かせたラが、部屋の観葉植物を食べ始めるのだ。

しかしコラーの効き目はなく、「やっと起きたか、メシを出せ。」とばかりにニャーニャー鳴かれてしまった。

うるさくして仕方ないのでリビングに下ろす。メシはやらない。早く布団に戻らないと、目が覚めてしまう。

しかし目覚ましの30分前とは、何たる時間に起こしてくれたのだ。

案の定、ウトウトしたところで目覚ましが鳴った。くそー。

リビングに下りると「ミ」も加わった「メシ出せ攻撃」を早速くらい、不愉快なことこの上ない。

しかし昨日は早めに寝たので、気分は悪くない。

気持ちの問題なのだ。

夜更かししたと思うとそれだけで眠くなる。

早く布団に入ればいいのだ。

しかしそれが非常に難しい。

酒を飲み出すと「ホレ、起きろっ!!もっともっと酒おくれ!!」と体が騒ぎ出すのだ。

かと言って飲まずに布団に入っても「まだ飲んでないぞっ!!オラオラ出せよ、いつものヤツ!!」と騒ぐので眠れない。

どちらがストレスかといえば一目瞭然だ。

本能に従おう。

今日もエルの面会に行く。

武蔵野線が長いので、行きも帰りも眠くなってしまう。

始めのうちは電車を降りる時にはシャキッとするように努力していたが、

もうだんだん慣れてきて家での昼寝に近くなり、電車が着いても目を半分しか開けないでヨタヨタ歩いている。

周りの人間など、どうせもう2度と会わないだろう。会ったって構うもんか。何年も心に残るほど印象深くはあるまい。

西川口からは、昨日と同じバスになってしまった。

これより遅いともう午後の仕事に間に合わなくなる可能性が出てくる。

何事もなければ充分に面会時間は取れるのだが・・・。

「エルちゃんですねー、今レントゲンとってるのでちょっと待って下さい。」

はぁ。

バスを間違えたり、改装していて会えなかったり、なかなかスンナリいかない。

ちょっとってどれぐらいだ?

30分近く待たされた。

もうチャチャッと会って帰るしかない。

あぁ、でも今日は先生の話を聞きたかったのだ。

もう1週間近く様子を聞いていない。

良くなってるのか先生の口から聞きたい。

だったらエルとの時間をその分減らすしかないのだが、いやぁ、そりゃ無理ですよ♪

ゴロゴロ言ってすり寄って来る。

1時間半もかけてここまでこのために来たのだ。

エルひゃん、私、帰れません・・・。

それでも5、6分で泣く泣く切り上げた。

そして先生の話を聞きに行ったが、何も新しい話はなかった。

先生というものは「良くなっている。」とはなかなか言わないものなのか?

じれったいので、「あの~、良くはなっているんでしょうか?」とこちらから聞いてみる。

どうみても元気になってるように見えるのだ。

こちらとしては医者の太鼓判が欲しい。

ところが「悪い要素は減っています。」などど歯切れの悪い返事が返って来た。

この返事のせいで、午後からずっとブルーだ。

帰りは1本遅いバスになってしまった。

何時に着くか予想もつかない。

最悪、家には寄らずに職場に直行だ。

家に着いたのは12時過ぎで、昨日の残り物を食べ、米を研いだら家を出た。

忙しい。

そういえば寝室の猫のゲロがそのままだった。

朝、葉っぱ食べて吐いたらしい。

乾いてまうけど、時間がない~~(泣)

仕事。

私の定時は6時だが、5時半ごろにはもうみんな暇そうになった。

ヨシヨシ、今日は6時に上がれるぞ、と思っていたら

6時前に仕事が入った。

誰も「時間大丈夫ですか?」とも聞いてくれず、かと言って別に急ぐ訳でもないので

この仕事にケリをつけてから帰ることにした。

黙々と仕事をしていたらバラバラいう音に気がついた。

思えばちょっと前から聞こえていた気もするが、意識の中に入って来なかったのだろう。

意識してみるとその正体はすぐにわかった。

「・・・雨、降ってません??」

誰に言うともなく言ってみたのだが、途端にちょっと離れたところで立ち話をしていた上司が

「だよねッ!?やっぱそうだよねッ!!??」と興奮気味に返してきた。

私の退社時間にもそれぐらい関心を示して欲しいものだ。

しかし雨かよ・・・。

今日は頑張って洗濯してから出掛けたのだ。

あれが全部濡れるのか。我慢ならない。

もうこのまま出しっぱなして、明日の日光で乾かしてしまえ。

6時半に仕事が終わる。

外に出ると土砂降りであった。

あぁイヤだ、この中帰るのか。買い物もしなきゃだよ・・・。

帰り道の途中にあるスーパーに着いた頃は雨もピークで、雷も鳴っていた。

ズブ濡れだ。

それでも駐輪場に自転車を停めて店に向かうと、雨宿りしている人が無遠慮にジロジロ見てくる。

みじめだ。

「ひき肉300g」。

買い物リストにはそう書かれていたが、ひき肉は売り切れだった。ぽ子はブチ切れだった。

帰る。

今日は店屋物だ。

次の瞬間にはもうゴキゲンだ。

何頼もう~~♪♪

ケンタの「お届けケンタッキー」にした。

期間限定だったのだ。

やったね、雨よ、降ってくれてありがとう。

ところで洗濯物だが、娘ぶー子が入れていてくれた。

たまったま今朝、「もし私より早く帰ったら、洗濯物を入れておいて。」と頼んであったのだ。

こういった頼み事は殆ど忘れるぶー子なのでアテにしていなかったのだが、

今日は一体どうしたのだ。

う~ん、今日のチキンはうまいぞ。

今日のチキンはうまい。

ぶー子が肘をついて食べていたのを叱ったが、自分は食べながらブログの更新だ。

まだ9時半だ。

飲み過ぎる予感だ。