早くフリードに慣れるよう、できるだけ運転するようにしている。
だいぶ慣れたと思う。
まぁ初心者ではない。もともと運転はしていたのだ。慣れだけの問題である。
しかし、慣れを実感するたび、寂しい気持ちになるのだ。
サーフの感覚を忘れていくということ。
多分もう、マニュアルに乗ることはないだろう。私はマニュアルの運転を忘れていくのだ。
時代はオートマだ。別に何も困ることはない。
それでも私の中で「マニュアル」というものには「サーフ」が含まれている。
思い出とかではない、もっと感覚的なもの。
オートマを運転して思ったのは、楽だが一体感のなさだ。ギアチェンジの判断は、車がする。
私の感覚だと、1速と2速が引っ張り過ぎじゃわい。
つくづくサーフは従順であった。
左手足の操作が無くなり、体半分を持っていかれたぐらいの寂しさがある。
多分これも、いずれ慣れるだろう。それはサーフを忘れるということだ。それがまた私を、悲しくさせる。
サーフとの最期の時をまだ、私は過ごしているのだ。
I miss you。