人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

MFR Vol.70

ライブであった。

考えてみれば、ツェッペリンのカバー以外でボーカルとしてバンド枠で出演するのは、初めてである。

今回はよそさまのバンドにお邪魔する形であり、いろんな意味でプレッシャーのかかるライブだったのだ。

加えて、歌の不安。

二日前にリハに入ったが、声が出なかったのである。

調子が悪いなどの理由ではない。出し方がわからなくなってしまったEE:AE5B1

とにかくAC/DCの歌はキーが高いが、カラオケでは出ていたのだ。それが、リハとなり環境が変わったことで出し方が分からなくなってしまった。

恐らく周りの音に負けないように張り上げていたのが原因だ。そこで発声の仕方がおかしくなってしまったのだろう。普通に出ていた音域も出なくなった。

大いに焦った。本番、どうなるEE:AEB2F

環境は当然、カラオケよりリハに近い。また出なく可能性は高い。

何とか原因を究明しなくては。でもどうやってEE:AEB64

前日に車の中で歌ってみた。

力むとお腹に力が入る。その時に、お腹を引っ込めること。

不思議とそうすると声も上の方へ行ったのだ。

これが解決法なのかは分からないが、方法があるという安心感には繋がった。

後は緊張:飲酒量のバランスだ。まだこんな事を言ってるぞ。

しかし切実なのである。緊張でガチガチも、酔っぱらってグダグダもダメだ。

ここのところ、「こんなはずではなかった」ということが続いていたのだ。もう「あんなに練習したのに」という思いはしたくない。

出演順は、2番目であった。軽く飲んでから行った。

それでもどんどん緊張が高まっていくので、そのまま飲み続けた。

ところがメンバーの到着が遅れ、出演順がどんどん繰り下がっていくことに。

結局出たのはトリ前、4バンド目であった。頃合いは、すこぶるゴキゲン。

評価は周りがつけるだろうが、私個人の感想としては、やりきれたと思う。やってきたことは出しきれた。だから悔いはない。

歌のジャンルとしては新しい領域であり、また非常にためになる指摘もいただき、とてもいい経験になったと思う。

逆に皆さんの演奏を聴いて、私の鍵盤はもう終わってるなと思った(笑)今さらどう引っくり返っても、「プレイヤー」にはなれないと悟った。せいぜい効果音を出していくよ。

さて次は、2月のタムさん祭りである。

リハまで1ヶ月を切っている。一日たりとも無駄にはできんEE:AEB30

ガンバリマースEE:AEB83