人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

セカンドステージ

ライブであった。

ホームグラウンドのPOPROCKが閉店し、舞台は小手指SOUNDSTONEへと変わっていった。

一度セッションでやっただけなので、今回はほぼ初めてのステージという状態だ。

勝手の分からない条件下で、緊張のしようもなく。

いつもライブが近づくと、逃げ出したいような気持になるのだ。

大それたことを引き受けてしまった。そんなタマじゃなかろうに。

しかし今回は、気持ちを変えた。

できる。

自分を信じるのだ。恐れるな。

首の皮一枚での思考だ、油断するとビビる(笑)

できる。やれる。自分を過小評価するな。いや、この際、過大評価しておけ。

すると不思議と、全く緊張しなかったのである。

お酒は飲まなかった。

「お酒の力を借りないと歌えない」などという小心者に、誰がしたのだ。

自信がないから、酒に頼ろうとする。

酒なんかなくても、できるのだ。できるのに、できないと思い込んでいたのだ。

できると思い込んでみせる。

ステージは久米川から小手指に移り、私の中でも大きな転換を迎えたのだった。

何度も何度も何度も、歌詞を頭の中に叩き込んだ。

「考える」と、歌えなくなる。

精一杯歌うためには、歌詞を思い出そうとする方に力を持って行かれたくない。

歌詞を忘れても、曲は進む。

歌わない訳にはいかないから、どこかの部分を適当にそこへはめ込む。

しかしそうすると、はめ込んだまま、その続きが繋がって出て来てしまうのである。本来の歌詞に修正しなくてはならない。

これを考えながらやると、歌がオートになってしまうのだ(笑)できるだけ、そんな状態にならないようにしたい。

飲むとまず、記憶の部分からやられていく。

あんなに練習したものを、台無しにしたくなかった。

歌い方のコントロール。

私は下手なので、意識しないと発声が悪くなってしまう。酔うとその辺に気付くことができない。

それらのリスクを負っても、自分が楽になりたいがために、飲んでステージに上がって来た。

全て、自信のなさから来ている。

そういうことを今回、リセットしようと思ったのである。

結果、相当固くなって見えたようだ(笑)まぁいつも酔っ払ってグニャグニャでしたからねEE:AEABF

それでも、これでいいと思った。まずは第一段階のクリアだ。ステージ作りはまだまだ続く。もっとやれることがあるというのは、そういう意味である。

全体的な感想としては、まぁぼちぼち事故はあったが(笑)大事なのはその修正力だと思っている。事故は起こるものだ。

練習時間が取れず、完成度としてはいまひとつだったかもしれない。

それでも、大きな意味のあるステージだったと思う。

私は、メンバーも信じている。みんな、できるのだ。その最小公倍数がライブで降りた時、奇跡が起こるEE:AE482

それはいつだろう(笑)

*SetList*

・For your life

・Lemon song

・Rain song

・The Song Remains the Same