人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

いつもの休日というスペシャル

一瞬たりともラッキーをひとりにしたくなくて、ダンナと交代でずっと膝に乗せていた。

今日は春並みの陽気だったらしいが、私の知るところではない。

だからといって、悲壮な一日を過ごした訳でもない。

ただ静かに、平和に、時間は過ぎて行った。

ラッキーを取り囲んで神妙な顔でいる私達を見て、娘ぶー子が言った。

「そんなんで最後まで付き合ってたら、神経やられるよ!いつも通り!ラッキーもそんな中にいる方がいいよ。」

そうかもしれない。

意識はなくても、いつものように私達の声がしていれば、いつものような安心感に包まれてくれるかも。

かくして映画を観たりゴロゴロしたりして、いつもの休日を過ごしたのであった。

寝酒程度に軽く飲む。

私もラッキーも、気持ち良く寝れますよう。