人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ナポレオンの二度寝

日曜日だというのに飲まないで寝たら、月曜日は朝早くに目が覚めたのだ。

まだ暗い。久々のこの感じ。

どれ、と、時計を見ると、4時半。

早過ぎっちゃ微妙に早過ぎだが、それだけたくさん遊べるという事である。迷わず起きた。

お陰でゲームは、大きな面倒をひとつ終わらせることができたのだ。

そして今朝。

やはり目が覚めたらまだ真っ暗であった。

何時だ?まだちょっと眠いが。

しかし寝起きが眠いなど、当たり前のことである。今日もまた朝ゲーのチャンスだったらどうするのだ。

時計を見ると、3時・・・EE:AE4E6

いくらなんでも早過ぎだ。どうりで眠い訳だ。

クソッ、ときめいてしまったせいで目が覚めかけてしまった。早く寝よう。

次に目が覚めたのは、3時半だ。遠足を待ちきれない子供状態である。

困ったね、こんなにこまめに目が覚めたら、理想的な5時頃には起きれないんじゃないか。

そして次は5時である。ヤッホ~EE:AE5BE

朝です、朝です。おもむろにガバッと起きる。

これまでの人生で、こんなに気持ち良く早起きした日々などあっただろうか。散々泣かせた母に詫びたい。いや、かえって知らない方がいいのか。

あなたの娘は45歳になってやっと、テレビゲームやりたさに早起きできるようになりました。

コタツの座椅子の背もたれを倒し気味に、ふんぞり返ってコントローラーを握る。

幸せだ。私は本当に心から幸せを感じた。体中からナントカ波が出ていたことだろう。

有給が欲しい。

一日ゲームにかじりついて、おやつとか食べてみたい。

6時半、ダンナ起床。

こうして朝ゲーをやるようになって知ったが、朝、最初のアラームが鳴ると、姉さん猫ラッキーがダンナのもとにすっ飛んで行って「あさー、ごはんー、おきてー」と大騒ぎを始めるのだ。

ダンナが早く起きれば早く起きるほど、私のゲームの時間は減ってしまう。

なので朝ゲーで早起きした日は、エル用に開けてあるふすまの隙間を閉めてしまうのであった。

少し長く寝れるダンナ。少し長くゲームができる私。

この小さな幸せは、ラッキーの忍耐の上にあるのだ。

それだけにダンナが起きてきた時のラッキーの歓迎は、もはや「怒り」に近い。

さて、朝ご飯と弁当を作らなくては。

雨戸を開けてキッチンに立つが、すでにもう、

眠い。

寝たら死ぬぞならぬ、座ったら寝るぞ状態である。

ダンナを送り出すと緊張感もなくなり、ますます眠くなる。

せ、洗濯を・・・、ゴミ出しを・・・、布団を干そう・・・、あぁ今日なんかすごい勢いで働いてるねEE:AE5B1

止まるな、寝てしまう。

しかし、朝ご飯は止まらないと食べられないのである。

もう寝不足は明らかなのである。我慢は止めよう。

実は昨日と同じ展開であった。

早起きして寝てるって、これじゃ意味ないではないか。

しかしさすがに神は許してくれないのか、昨日は電話、今日は集金で起こされてしまったのだ。

ナポレオンの睡眠時間は3時間というが、本当にそんな事が可能なのだろうか。

ナポレオン、二度寝の疑いである。