人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

コツとは経験の賜物である。

昨日、日記に書いたように、一睡も眠れず、朝からもう寝る気満々だったのだ。

ダンナが出掛けたら、寝よう。

洗濯が終わったら、寝よう。

ブログの下書きが終わったら、寝よう。

 

さて、寝よう。

でも、起きたら何時かな?

爆睡ぶっ飛んで何もできないで終わるのもいかん。

もうすぐ昼だから、昼まで何かやって、昼ご飯を食べてから寝るとしよう。

 

やると決めたのは、庭の草むしりであった。

眠くなるような家事はダメだ。

草むしりはこの間やったばかりの気がするが、雑草Aの軍団を撲滅すると、あっという間に次のB勢力がはびこっているから腹が立つ。

手入れをして育てたかと思う程、見事に生えそろっている。

あれを昼まで抜いていよう。

前回一度で頑張り過ぎてとても疲れたから、昼でおしまい。

これで寝ていいと思うと、動きも早い。

 

レジ袋と軍手を持って庭に飛び出すと、ウッ、邪魔EE:AE482

庭の木の枝が伸びていて、狭い庭が更に狭くなっている。

これじゃ動きにくいから、予定変更。

この邪魔なところだけ切ってしまおう。

 

100均で買った小さな園芸ハサミで、伸びた小枝を切り落としていく。

反対側を見ると、隣にもはみ出していた。これも切るか。

非力なので、ちょっと太いと切り落とすことができない。

これまで同じ繰り返しをしてきたからか、上部の手の届かないところは生い茂っている。

今やらないと、次は来年になりそうな気がしないでもない。

のこぎり、降臨。

 

ちょっと難しいねEE:AE5B1引っかかると動かなくなり、にっちもさっちもいかなくなってしまう。

物事には何事もコツがある。数をこなせば、おのずと分かるはずだ。

夢中で切っていたが、昼になってしまった。

いいところなんだが。

こうなったら、邪魔な枝だけ切ってしまおう。

 

昼ご飯を食べ、じっとしていると眠くなりそうなので、サッサと庭に出る。

手の届く範囲の枝は切り落としてしまうと、上の方だけが残ってしまった。

う~~、どうしたらいいのか。

このままちょこちょこ伸びる度にまた、手を伸ばしていちいちあれを切っていかなくちゃならんのか。

かと言ってあんなに高い位置では、のこぎりで切れない。

 

もう幹ごと切り落とすかEE:AE4E5

 

他に方法を思いつかなかった。

枝がびっしり生えているその少し下に、のこぎりを入れていく。

こ、これは難儀だねEE:AEB64小枝のコツどころではない。

何度も引っかかり、動かなくなり、やり直し、馬鹿力を出しつつ、やはり経験である。やがて「力は入れずにのこぎりに任せた方が上手くいく」ということを学んだ。

 

この新しい能力を、より確固としたものにしたい。私は次に、隣の木を切ることにした。

軽く軽く、のこぎりの意思を尊重し、私はそれを助けるのだ。

悟りの境地である。

ちょっとでも私が強引に行こうとすると、まるで反発するようにのこぎりは引っかかって動かなくなる。私は心の中で謝った。

のこぎり様の天下だ。

 

こうして、気がついたら4時になっていた。

庭はというと・・・。

 

 

もうどうせ世話できないんだから、これでいいじゃんEE:AE482

可哀想なことをしてしまったが、横からちょろちょろ生えてくる分には育てられると思う。

殺したわけではない、と言い聞かせ、部屋に戻った。

 

 

疲れた。

ひとっ風呂浴びて寝たら、とても気持ちが良さそうだ。

しかしもうこんな時間じゃないか。

買い物に行って晩御飯を作ってから・・・。

 

 

結局寝れないまま、夜になってしまった。

人間、一日ぐらい寝なくても全くどうってことはないらしい。

こんなんだったら、曲のコピーを進めておけば良かった。

 

 

しわ寄せは翌日に来るのであった。