ピンポーンEE:AE5BE
インターフォンが鳴った。
モニターを覗くと、・・・来たEE:AEB67
どうしよう、まだ対峙する準備ができていない。かと言って話に付き合う気力もない。
・・・居留守を使ってしまったEE:AE4E6
幸いこの日は肌寒く、窓は閉め切っていた。留守に見えなくもなかっただろう。
見えなかったとしても、もうそれならそれでもいい。私の気持ちを察してくれ。
衆議院が解散すると決まった翌日である。
予感はしないでもなかったが、こんなに早く来るとは油断した。
もう私は、いい加減このループから脱したかったのである。
選挙の度にこの人はこうしてやってきて、やれなんちゃら党はこんなに頑張っているのでよろしく、とお願いされる。
頑張ってるのは、どこの党も同じだ。
どこの党も、こんな実績があります、こんなことを実現しますと言う。
それを選挙の度にゴリゴリ押してこられ、ハッキリ言って私は非常に迷惑しているのだ。
もはや、なんちゃら党がどうだの問題ではない。
突然やってきて一方的に語られ、一方的に約束を取り付けていく、その行動に腹が立っているのである。
なので最近は、かなり露骨に嫌な顔をするようにした。
すると、さすがにやりすぎたと思ったのか、今度は雑談を混ぜてくるようになった。まるで選挙の方はついでの体だ。
私は自分の事を自分のペースでやっていたところである。
それを中断させられ、雑談が入ることによってより長い時間拘束されることになった。
なのでとうとう、「今ちょっと忙しいんですけど。」と勇気を出して言っってみた。
効果はあり、ああ、ごめんなさい、と言ってすぐに帰ったが、次からが余計面倒になった。
次は全く別の用事を作ってやってきたのである。そこからのなんちゃら党。
ハッキリ断らない私も悪かった。
知り合いだし無下にできず、なぁなぁに返事をしてしまったのだ。誰に入れるかは、また別の話と思っていた。
それが10年。もうホント、面倒臭いEE:AE474
ということで、ハッキリ意思表示をすることにした。
どうしたら角が立たないかなどと色々考えたが、答えはひとつしかなかった。
誰に投票するかは自分で決める。
投票は、人に頼まれてやるもんじゃないだろう。
いつでも来てください。
今回ばかりは歓迎します。