これまでも、このようなことは起こっていたのかもしれない。
世界情勢にあまりにも無知で無関心だったため、過去のことは分からない。
しかしなぜ今回こんなに不安になっているかというと、やはり金正恩とトランプ、という組み合わせの危険性が大きいのではないかと思う。
オバマ元大統領の「戦略的忍耐」は、北を刺激しないという意味では価値があっただろう。
しかしそれは、北の核保有を容認するという意味にもなりかねない。
トランプは、それを許さない。
金はそれを、許さない。
ケンカだよ、もうEE:AEB64
アメリカが他国へ攻撃をしたことは、これまでも何度もあったことだろう。
理由なんて、知りはしない。
自分に火の粉がかからなければ、極めて無関心だったのである。
それが突然こんな事態になり、私はとても驚いている。
まさかとは思うが、「戦争」という言葉がこんなに身近に感じられる日が来るとは考えもしなかった。
国の指導者によって、世界情勢はこんなにも簡単に変わってしまうのか。
何が正しいのかは、私には分からない。
ただ、日本は戦争に負け、もう二度と戦争はしないと誓ったのだ。
それでも「やるぞ」と言われたら、やられてしまう。しませんと言っても、やられてしまうのだ。
しないと言っているのだから、備えはもちろん不十分だ。お友達に頼るしかない。
でも、お友達と仲良くするからやられるのである。
かと言って、日本はひとりでは生きていけない。
そんな事を考えてると、頭がこんがらかってくる。
昨日の新聞記事から。
第一次世界大戦前、普仏戦争後の40年間、知識人たちは「次の戦争は起こりそうでもあるが、同時にまた絶対に起こるはずがない」と感じていたという。
この矛盾した感覚は、衝突が起こったと知る直前まで続いていたようだ。
フランスの哲学者ベルクソンは新聞でドイツ宣戦布告の文字を見た瞬間、「眼に見えない存在が、突如として現出した」ような衝撃を受けたという。
「伝説の主人公が、自分の事を物語る書物から抜け出して来て、部屋のうちに音もなく座を占めたような具合だった」と記している。
こんな感覚が、妙にリアルに感じられる。
こうやって戦争は起こるのだろうか。
1ヶ月前は、考えもしなかったことだ。
平和なんて、一方が叫んでるだけじゃどうしようもないんだね。
せーので武器捨てて、仲良くしようぜもう。