人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

多摩湖≠狭山湖

午前10時。駅前のハンバーガーショップにて朝食。

結局前日ほとんど飲めなかったので、スタートは上々だ。

それにしても二日酔いのヤツめ、しぶとくまだ頭痛だけは残っている。

4日も休肝日を取ったからか、金曜日の酒は効き目バツグンだった模様。

気力・体力のある休日は、できるだけ歩くようにしたい。

昨日は友人の職場のお祭りが武蔵村山の公民館であるとのことだったので、そこを起点にして歩くことにした。

祭りでは、餅つきをやっていたのだ。

つきたてのお餅を食べたが、これ絶品EE:AEB30

ダンナ曰く、餅つき機のものとは全然コシが違うと。

餅つきセット一式欲しい、と思ったが、隣家(仲悪い)の駐車場迫るうちの狭い庭で餅をついている場面が想像できん。

貴重な餅体験であった。

餅を食べたら、さてどう歩こうかということになる。

多摩湖方面が近かったのでそっちを目指すことにして、その前に公民館でトイレ。

ダンナを待つ間に見るともなしに壁に貼り出されていたパンフレットを見ていたら、近くの郷土博物館で雪の結晶の写真を展示しているとの情報が。

見たいEE:AEB30雪の結晶、キレイEE:AEB30

郷土博物館の中にあるプラネタリウムのプログラムも冬バージョンになったばかりのようだし、ちょっとここで寄り道していくことにしよう。

実はここ、前に一度来たことがある。なのでどういうところなのかはもう分かってはいたが、やはり相変わらず地味で閑散としていた。

地味過ぎて見どころもなく、雪の結晶に直行したいのだがその場所が分からない。

いかにもな郷土博物館である。こういう案内もおざなりだ、などと思いつつ、「常設展」の案内に向かって2階に上がる。

・・・これは違うEE:AE5B1

雪の結晶とは何の接点もないものが展示されていた。

それは東大和市の歴史を追ったものである。

東大和も歴史もどうでも良かったが、ちょっと覗くと「矢じり」などの石器からのスタートに意表を突かれ、つい全部見てしまった(笑)結構面白かったEE:AE4DA

・・・じゃなくて、雪の結晶、どうしたEE:AEB2F

入り口にあるパンフレットで確認すると、1月からであったEE:AEB64間違えちゃった、いかにもな郷土博物館は案内おざなりとか言ってごめんなさいEE:AE4E6

いかにも私はオッチョコチョイのウスラボケでございます。

じゃあプラネタリウムの時間が近くなってきたし・・・、ともいかなかったのだ。

さっきの歴史のお勉強で眠くなってしまった(笑)

この状態でプラネタリウムは危険だ。多摩湖に向かう。

・・・つもりが、地図を見てダンナが言う。

「狭山湖と多摩湖って違うんだ??」

そりゃ名前が違うんだから違うに決まっているが、言われてみれば、私にも違いが分からない。

多摩湖狭山湖は、このあたりでは定番のドライブスポットである。

若い頃は良く行ったものだが、私も含め、多摩湖と言えば狭山湖を含んだ地帯、狭山湖と言ったらまた逆に多摩湖を含んだ地帯を指していたように思う。

恐らく良く行ったのは「多摩湖」の方だろう。それを確かめるためにも、「狭山湖」の方に行ってみようということになった。

湖(貯水池??)が近くなると、サイクリングロードが現れる。

曲がりくねった道を、延々と歩く。

狭山湖は、狭山湖であった。多摩湖ソックリ(笑)

左は湖、遠くに山が見える。

右は住宅地で、はるかスカイツリーまで見えた。

この右手側に向かって浮かれて真夜中に「ヤッホー!!」と叫んだら「うるさい、静かにしろー!!」と返って来たのは、16の頃か。

堤防を渡り切ると、目標がなくなってしまった。

ゴールは地元の蕎麦屋である。

じゃあもう駅に向かうことにしよう。

とは言っても、そうそう都合よく近くに駅がある訳ではない。

一体どれほど歩くか分からないが、西武園遊園地駅まで歩くことにする。

時間が止まったような田舎道を抜けていく。ダンナが「ハァ~、テレビもねぇ、ラヂオもねぇ、車もそれほど走ってねぇ♪」と歌い出した。

ちょっと、その畑に人がいますからねEE:AE5B1うちよりよっぽどデカいテレビ持ってそうですからねEE:AE5B1地主らしい大きな家ばかりである。

やっとそこそこ大きな通りに出たと思ったら、昔ダンナとカラオケボックス代わりに使っていたホテルが廃墟となって現れた。

ハイツという名前だったが、「ハイツがハイキョに・・・。」とダンナが呟く。

しかし驚いたのはそれだけではない。まだハイツEE:AEB2Fこれだけ歩いてまだハイツかEE:AEB64

やがて多摩湖に着いたが、狭山湖も同じ場所だと刷り込まれていたために、スタートに戻ったような気分だ。

かくして、2万7千歩。

3万歩をちょっとした目標にしているが、なかなか難しそうである。