人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

[古日記]No.14 S63.3.26~4.12①

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新年度が始まり、自分にも周りにも少しずつ変化が現れる。

相変わらず極貧。

美容院に行くお金を何とか父からせしめるが、切った後に500円足らず、また家に戻って無心。もうプライドもクソもない。

懐かしい友達からもいくつかの誘いがあったが、ホイホイ乗っている。お金どーすんの。

家の床掃除と絨毯クリーニングでお金を貰うEE:AEB64こんな娘、嫌だなぁ、今更ながら情けなく、申し訳ない。

相変わらず毎日のように地元の友達と遊んでいる。

学生だったり不定期のバイトをしていたり夜の仕事だったり、みんな状況は様々で、朝昼夜、時間を問わず、彼らはやってきた。

私の方は、デザイン学校へ行くことが決まった。小さな夜間学校だ。

後から聞いたが、ブラブラ生きている私を心配した父の差し金であった。

出版社に勤めていた父が、最終的にはどこぞの出版社にねじり込んでやろうと考えたらしい。

そんな学校生活が始まるまでの束の間の休み。

バイトでもしなきゃ金がねーなー、と思いながらもグータラし、遊びに来る友達に寄生していたのだが、大きな転機がやってきた。

ある日外から帰ると母が、「お友達から電話があったわよ。なんかコンサートのチケットが余ってるから急いで電話下さいって。」と言ったことから、私の生活は急変することになる。

ボウイだ。

諦めていたボウイのラストギグのチケットである。

たくさん買い占めた友達がいる、という人に、頼み込んであったのだ。それに違いない。

急いで連絡を取ると、なんと5万で売る、と言う。

念のため、そんなに吹っかけたのは友人ではなく、会ったこともないそのまた友達という人物だ。

ひどい話だが、もう解散が決まった最後のライブである。絶対に行きたかった。

なので買うことには問題なかったが、100円のサインペンも買わずに酒代にしているというのに、そんな大金はどこから出てくるというのだ。

親から出てくるんだよっっEE:AE473

私は「今日中にバイトを見つけるから5万貸して」と何度も何度もしつこくしつこく頭を下げた。

簡単にはいかなかったが、そもそもブラブラして遊び呆けていたのである。バイトでもしてくれりゃ、親も少しは安心なのだろう、結局はOKしてくれたのだ。

そして履歴書を持ってまず貸しレコード屋に行ったが、採用かどうかの返事には2、3日かかるという。それではダメだ。

今度は近所のコンビニに行ったが、やはりすぐには返事できないとのこと。

事情を話すと(どう話したのだろう?)、それなら今日中に連絡しますといってくれ、結果、ここでバイトが決まったのだった。