人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

娘ぶー子の出稼ぎライフ

宇都宮の寮に、娘ぶー子は帰っていった。

「帰る??」とダンナに聞き返されて、あぁ、こっちが自宅じゃないかと気づいたりする。

出稼ぎに出るようになってから数ヶ月。

家にいないほうが多くなり、すっかり「あっちの人」となっていた。

今回は3つめの職場になる。

富山、名古屋、宇都宮、と転々としており、それを楽しんでもいるようだ。「次はどこにしようかEE:AE5BE」などと、まるで旅行気分である。

保護者としては、どこかに長く勤めて欲しいような、若いうちに色々やらせてやりたいような複雑な気分だ。

月に一度程度の割り合いで帰ってくると、職場の話を聞かせてくれる。

それが、土地柄なのかたまたまそういう職場なのか、それぞれ違いがあってなかなか面白い。

最初に行った富山は「本当に何もない田舎」だったと言い、それはそれで良さそうじゃないかと言うと、本当に何もなさ過ぎて、刑務所のような生活を送っていたらしい。

最短期間で家に戻る。

次の名古屋は壮絶だったらしい(笑)

着いたその日に「じゃあ一緒にメシ食いに行こう!」と鍋焼きうどんをご馳走になってから、毎日誰かしらが仕事後に呼びに来たという。毎日。

毎晩毎晩夜の街にくり出し、楽しんでいるのかと思いきや、さすがのぶー子も「疲れた、ひとりになりたい」と弱音を吐く。

夜になると「ぶぅこちゃん、あーそーびーましょ!!」という歌声がドアの向こうから聞こえてくると言い、ノイローゼ寸前で帰ってきたのであった(笑)

結局、居心地が良くて落ち着いたのが、今のところ宇都宮のようだ。

夜中の2時3時に過食症の妹分が、「ちゃんぶー、お腹すいた・・・。」と起こしに来る以外は、そこそこ快適に過ごしているらしい。正月も帰ってこなかった。

まぁ、家にいて夕方まで寝てられるよりはいい。

しっかり稼いで何か有意義に使って欲しいものだが、見慣れない服が増えていくところを見ると、それは難しそうである。

次はいつ帰ってくるか。

たまには予告通りに帰って欲しいものである。