人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

商談中

さて、昨日もコジマに行った。

ダンナは「まじで~!?」と言ったけど、「見るだけならタダだ。」と決まり文句で言いくるめた。

でも道が大渋滞していたので諦めて帰ってきました。

今日はダンナは仕事、休みをとっていました。

私は仕事に出るときに「コジマに行くから本気で考えておいて。」と言い残して出掛けた。

夜もあの子猫が1人で鳴いてると思うと、いても立ってもいられなくなってきたのだ。

仕事から帰って来ると、娘ぶー子も帰っていた。

「猫、どうよ?」と聞くと「ハリネズミ欲しい~。」と全然関係ないことを言った。

フン、きっとまたあの哀れな子猫を見たら欲しくなるに違いない。

3人でコジマに向かう。

売れていて欲しいような、まだいて欲しいような。

果たして子猫はまだいた。

あぁ、これでまた「欲しい、どうしよう。」と悩まなくてはならない。

ところが、ちょっと様子が変わっていた。

慣れてきたのかずいぶん落ち着いていたのだ。

顔を見てニャーと一言鳴いたけど、寝たままの姿勢でこちらを見ているだけだ。

なんだ、あんまり可哀相じゃないぞ。

しかし・・・。この子猫、他と比べてダントツ小さいのだ。そういう意味でとても目立っていた。

カワイイ、カワイイ、と色んな人が立ち止まって行く。

カップルの男性が彼女に「どう?」と聞いている。

どう?って、か、買っちゃうの??

「あ、いたいた!」と言いながら入ってくる女性客。

え?この子目当てなの?

んんーっ、もうこの子は哀れでも可哀相でもないけど

何か、誰か他の人に買われるのもイヤーッ!!

「買われちゃうよ!!」ダンナに言うと「良かったじゃん。」とニヤニヤ。

もう私には、可哀相じゃないけど可愛くなっちゃったのだ。

んんー・・。

しばらくまた例のオシキャットと遊び、ガブッとまた噛まれた。超痛い。

やはりあのアビシニアンが一番だ。

「抱っこしますか?」前回とは違う店員さんが声を掛けてきた。

「はい、お願いします。」私もまた初めてのように答える。

ムニムニ動く子猫を手で抱えていると、ゴロゴロ言い出した。

か、かわいい・・・。

結局散々いじくり回して「もう少し考えさせてください。」と返した。

それでもいつまでも離れられずにいたらさっきの店員さんが来て

「もしなかなか決心つかないようでしたら、明日の昼ぐらいまで『商談中』の札をつけておきますよ。」と言ってくれた。

家に帰ってから「魔法の杖」という占いの本を持ってきた。

YES・NOで答えられる質問をしてこの本の好きなページを開くと

占いで結果を出してくれるというスゴい本だ。

サリーがぶー子に買ってくれた。

まず私が占う。ページを開く。

「木星はOKと言っています。」ほほー。

ぶー子が占う。

「その場の思いつきで行動すると良い。」ほっほー。

ダンナにやらせる。

「他の人の意見に惑わされず、自分の胸の内に従うと良い。」び、微妙~。

そんな訳で今、「商談中」の札がついている。

どうしたもんか。