コタツをしまったのだ。
あの、えも言われぬヌクヌク感を手放すのは惜しかったが、もう5月である。
今を逃すとますます面倒になりそうだったので、頑張ってしまった。
例の湿気た押入れにコタツ布団ごとしまったが、来年まであの姿と湿度を保っていられるだろうか。
座椅子は残したが、リビングは広くなった。
座椅子の背もたれを倒し、寝るようにそこに乗る。
たまらん。
昨日も良く眠れなかった。
たまらん。
少しだけ。
気がついたら、猫が2匹体の上で寝ていた。
座椅子の如き扱いだが、私にとっては猫様だ。喜んで布団となろう。グー。
こうして、朝立てたスケジュールはズレ始めていた。
午前中がいいペースだったため余裕はあったのだが、睡眠に使ってしまうとは不覚であった。できればゲームにまわしたかったのだが。
そうそう、やらなくてはならない事もあるじゃないか。
頼まれ事だ。こたつの撤去よりも優先度は高かったのだが、計算外の睡魔のせいで後がなくなってしまった。
原稿の清書である。
母がどこぞに論文を書いたのだが、いかんせん生活も中身も旧式なので、ワープロで打ってあるのである。
先方はこれをメールで欲しいと言っているそうだ。
そこで母が最後の手直しをしたものを、まずは清書しているのだが、ナメておった、2時間だEE:AEB64
言っておくが、私に「ブラインドタッチ」などという技術はない。
ついでにエクセル、ワードなどというパソコンの基礎もないのだ。ダンナが準備した場所にただただ母の下書きを清書していくのみ。
タイトルは、「近藤芳美とヨーロッパの美術」。本当に疲れた。
短歌と美術と歴史と宗教が一気に押し寄せてきた。なんなんだ、この世界は。
同じ人間の書いたものなのに、まったく理解ができない。
この状態を見越してか、簡単な漢字にまでふりがなが振ってあったのは屈辱である。
母がこのブログを見たら泣くだろうな。
低脳でごめんよ。
難しい文章が頭を通過したら(通過しただけである。何も留まらなかった。)、腹が減った。
この清書が時間を大幅にオーバーしたので、取り返しにかからなくてはならない。
18時30分。
では頑張ってくる。