免許の書き換えに行ってきた。
面倒で仕方がなかったが、行った先でラーメンを食べてやろうと思いついて、何とか自分を奮い立たせたのだ。
誕生日を2週間ほど過ぎ、観念した。
家から立川に行くには色んなルートがあるが、乗換えが嫌いなので、久米川からバス1本で行く。
45分もかかったが、ほとんど寝ていた。
久米川⇔立川間のバスで、寝なかった試しがない。長旅なのである。
ローカルな話で申し訳ないが、せっかちなダンナは時間重視で東村山→国分寺→立川ルートをとるだろう。
しかし娘ぶー子から聞いたら、新秋津→西国分寺→立川が、一番安くて早そうであった。
それでも私は45分かけてバスに乗る。
眠くなった頃に立ち上がって歩いてドアの向こうに出て、あげく階段の上り下り、パスモの出し入れ、電車待ち、どうせ座れない中央線。
わたしゃ寝るよEE:AEAC4
立川署での書き換えは、初めてである。
実は前回は失効してしまったので、試験場に行くしかなかったのだ。
ん??それは前々回だったか、まぁこんな調子だから失効するのだが、いわゆる「うっかり失効」というヤツで、それももうあと2、3日で完全に失効というタイミングに気がついたという事態。
結構長い講習を受けたような気もするが、あれは駐車違反のあった時だったか。さっぱり思い出せんEE:AE4E6
とにかく今回は間に合い、違反もなく、一番シンプルなコースである。
日付を記入するときに気づいたが、今年は平成23年だと思っていた。
こうして日付を記入することは今年に入ってから何度もあったはずなのに、誰にも訂正された記憶がない。
もしかしたらあったのかもしれないが、忘れている。
どの方面からも、うっかり者だ。
免許証の写真というものは得てして写りが悪い、ということを差し引いても、年々見たくなくなるものである。
今日、立川署に行くにあたってうっかり者が気をつけたことは、持ち物と所在地の確認、そして化粧と髪のセットであった。
昨日はドライヤーをかけずに自然乾燥だったので、おかしな寝癖がついていた。
ワックスを手にとって頭になでつけ、ハードタイプのスプレーをかまして出発だ。
コーセーと花王に言いたいが、こんなものでは引力に勝てない。
雨も降らず、風も吹いていないのだ、せめて久米川から立川へ行くぐらいはがんばれる製品を開発してくれ。
欲を言えば、ヘドバンにも耐えられるもの。
できあがった免許証の写真は、ひどいものであった。
私の髪型は、あごよりちょっと短いショートヘアだが、その毛先は両方とも左を向いていた。
まるで右からわざわざ風を流したようである。
膨らましたトップはコーセーと花王の陰謀ですっかりヘタッており、なんともみすぼらしい姿であった。
私は5年前に作った免許証を見てみたが、あの時あんなにひどいと思ったこの写真の方が、もはや美人で若々しく見える。
しかし、人相は悪い。この顔は、高確率で二日酔いである。
それでもこちらの方がよっぽどいい。
さしずめ5年前が麻薬中毒の姉御、今回は小学生が作った芋ハンコというところである。
次は5年後だが、これ以上良くなる予感は全くしない。
ただ、髪は伸ばして、芋ハンのシェイプからは脱したい。